マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督はいかなるエゴも許さないようだ。

今季、タイトル争いどころか、チャンピオンズリーグ出場権すら届かなかったユナイテッド。プレミアリーグ創設からクラブワースト勝ち点を更新しての6位フィニッシュという散々な結果に終わった。

暗い影を落とす赤い悪魔だが、アヤックスでの手腕が買われ、再建を託されたテン・ハグ監督は今夏の補強がいくつか取り沙汰されているなか、どうやらチーム内の改革にも乗り出しているようだ。

イギリス『サン』によると、クラブ関係者がオランダ人指揮官による選手の意識改革を語った。

「新監督はトップチームの選手にメールを送って、フットボールはチームプレーであり、個よりも大事だと告げた。ユナイテッドはワールドクラスのスター選手を擁しているにもかかわらず、彼の主眼はすべてチームにある」

「選手たちがより高いインテンシティでトレーニングをやり、各セッションが試合のようになるのを望んでいる。そうじゃなければ、門前払いを食らう。そして、有望な若手と置き換えられるだろう」

テン・ハグ監督はまた、選手の私生活にも踏み込み、ピッチ外での過ごし方や趣味などを聞き出そうとしているという。

「彼はサー・アレックス・ファーガソンのような存在になるつもりだ。ファーギーは選手のことなら何でも知っていて、バカなことを許さない。テン・ハグもそうだろう」

ファーガソン氏は黄金期の名監督だが、ピッチで安定した強さを続ける上で、チーム内の規律も厳格化。意に反する者を放出したりと個人の存在が上回らないチーム作りに徹し、実に26年半の長期政権を築いた。