リバプールのユルゲン・クロップ監督が、モナコへと移籍した日本代表MF南野拓実へ最後のメッセージを送った。クラブ公式サイトが伝えた。

28日、モナコは南野の完全移籍加入を発表。2026年6月までの4年契約を結ぶこととなった。

南野は2015年1月にセレッソ大阪からザルツブルクへと完全移籍。ザルツブルクでは公式戦198試合で64ゴール43アシストを記録すると、2020年1月にリバプールへと完全移籍で加入した。

2020-21シーズンの後半はサウサンプトンへのレンタル移籍を経験したが、2021-22シーズンは1年間を通してリバプールでプレー。しかし、世界屈指のタレントが集まるチームにおいて出番は限られ、プレミアリーグでは11試合に出場し3ゴールに終わっていた。

一方のカップ戦ではEFLカップ(カラバオカップ)で5試合4ゴール1アシスト、FAカップでは4試合で3ゴール、CLでは4試合に出場。国内カップ戦ではチームの優勝に大きく貢献していたが、どちらの決勝でも出番は与えられず、厳しい立場にあることは明白だった。

なかなか試合に絡むことができなかった南野は、リバプールで公式戦通算53試合で14ゴール3アシストを記録。物足りなさも残ったが、クロップ監督は一貫して高く評価を続けていた。

南野にチャンスを与えられないことを悔やむこともあったクロップ監督だが、退団が決まり改めて南野についてコメント。素晴らしい選手だったと振り返り、モナコでの活躍を信じているとエールを送った。

「素晴らしいプロだった。スーパーで、才能がある選手だった。人として、彼は温かさに満ちており、誰もをポジティブにさせた。正直に言うと、監督の夢でもある」

「上手くいかなかったと思う人もいるだろう。そう思っている人は間違っている。私は受け入れない」

「先発出場という点では、彼の貢献度は、我々が与えることができた機会をはるかに上回っている」

「彼は試合だけでなく、トレーニングの全てのセッションで、毎日我々をより良いものにしてくれた。完璧な態度で、勝者のメンタリティを持っていた」

「彼のパフォーマンスと彼のゴールがあったからこそ、チャンピオンズ・ウォールの更新を何度もできたのだ。彼の功績は、時の試練に耐えることだった」

「彼がモナコで大成功するだろう。彼がそこで成長していく姿を、我々は祝福と羨望の眼差しで見つめることだろう」

「我々の感謝と願いを込めて、彼は旅立っていく。ありがとう、タキ」