明治安田生命J1リーグ第15節の延期分、ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島が29日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、2-0でG大阪が勝利した。

この一戦は元々5月25日に予定されていたが、広島側で複数の新型コロナウイルス感染が確認されたため延期となっていた。この間の両者の明暗ははっきりと分かれており、G大阪はリーグ戦では現在4連敗中。かたや広島は4連勝と好調だ。

負ければ24年ぶりの5連敗となるG大阪は、1-0で敗れた前節の北海道コンサドーレ札幌戦からスタメンを6人変更。黒川や坂本、福岡らは久々のリーグ戦出場となった。

一方、広島のスタメン変更は、1-3で勝利したアビスパ福岡戦から2人のみ。累積警告で出場停止の野津田やベン・カリファに代わって、野上とジュニオール・サントスが起用された。

試合はボールを保持する広島と、前線からプレスをかけるG大阪という構図に。G大阪は何度かボールを奪ってカウンターのチャンスを掴みかけるが、広島の守備への切り替えの早さに対応しきれない。

ファーストシュートは広島。4分、速攻でゴール前まで運び、最後は塩谷がミドルシュート。アウト回転をかけたシュートだったが、枠に収まらなかった。

互いに走力を生かした攻守を見せる中、攻勢を続ける広島は、20分にカウンターから森島が右サイドを持ち上がり、ゴール前に走る満田へスルーパス。合えばゴールかというシーンだったが、寸前のところでGK東口にせき止められた。

だが、少しずつホームチームがゴールに迫る回数を増やしていくと迎えた36分、齊藤が右サイドからクロスを入れると、GK大迫に弾かれたボールはボックス左の黒川の下に。すぐに藤井に詰められるが、何とか入れ替わり、すぐさま左足を一閃。低く抑えたシュートが突き刺さり、先制点を奪った。

さらにその3分後にもゴールに迫ったG大阪。ボックス左の齊藤のシュートは左ポストに嫌われてしまうものの、セカンドボールをボックス右で拾った小野瀬からボールを繋ぎ、石毛がボックス手前からシュート。今度は相手DFにブロックされたが、こぼれ球を坂本が冷静に流し込み追加点。坂本はこれがJ1初ゴールとなった。

2点ビハインドで後半へ折り返した広島は、野上とジュニオール・サントスを下げてベン・カリファとドウグラス・ヴィエイラを投入。しかし、勢いに乗ったG大阪からなかなか流れを引き寄せることはできない。佐々木から満田に決定的なクロスが入るも、わずかに合わず1点が遠い。

一方、前半から堅守速攻を一貫するG大阪は、51分に山見が何らかのアクシデントで倉田と交代。57分にその倉田のFKから石毛がヘディングシュートを放つが、ここはGKの正面に飛んだ。

早く1点が欲しいアウェイチームは、ベン・カリファのポストプレーから満田にビッグチャンス。右サイドに抜け出しシュートまで運んだが、DFスライディングブロックが勝った。その直後の66分に満田と東を下げて柴崎と柏を投入し、4枚の交代カードを切る。

72分にはその柏にチャンス到来。左サイドからドリブルで切り込み、ドウグラス・ヴィエイラとのワンツーからシュートへ。ボックス左まで侵入したが、惜しくも枠の左に外れた。直後にも塩谷がミドルシュートを狙うが、これも左へ逸れる。

後半は明らかに攻勢の広島だが、肝心の1点が奪えず。そんな中G大阪は80分、小野瀬が決定的なシュートを放つが、ここはGK大迫がビッグセーブを見せる。

なんとか致命傷を避けられた広島だったが、守備時のセットプレーでドウグラス・ヴィエイラがヒザを負傷。相手の体重がかかる形で捻ってしまい、担架で運び出された。

好調だっただけに広島にとっては敗戦よりもダメージの残る事態に。結局、最後までG大阪の守備を攻略できず敗戦。ホームで勝利を収めたG大阪は連敗脱出となった。

ガンバ大阪 2-0 サンフレッチェ広島
【G大阪】
黒川圭介(前36)
坂本一彩(前39)