明治安田生命J1リーグ第22節、鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸が16日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

リーグ戦2試合連続ドロー中の2位の鹿島だが、ミッドウィークに行われた天皇杯ではガンバ大阪を2-0で破り、ひとまず公式戦3試合ぶりの白星を手にした。中2日での開催となるこのホームゲームでは先発6人を変更。G大阪戦でゴールを挙げたディエゴ・ピトゥカやキム・ミンテ、和泉がスタメンに名を連ね、2トップは引き続き鈴木優磨、エヴェラウドのコンビとなった。

対する神戸は吉田新体制移行後、公式戦4連勝中。自動降格圏脱出の16位に浮上している。柏レイソルを2-1で破った直近の天皇杯からはフィールドプレーヤー全員を変更し、イニエスタや山口、橋本、武藤らがスタメンに復帰。また、サガン鳥栖から加入した飯野がスタメンでデビューを飾った。

9月に控える天皇杯準々決勝の前哨戦となった一戦。球際ではしっかりと戦うものの、互いにやや慎重な入りを見せる。序盤は神戸がボールの主導権を握るが、最初の決定機は鹿島に訪れる。

9分、カウンターの流れからボックス内での相手DFのコミュニケーションミスを突く形で広瀬がボックス左付近で強烈なシュートを枠に飛ばす。だが、これはGK飯倉の好守に阻まれる。

この決定機をキッカケに流れを引き寄せたホームチームは、鈴木を起点に相手守備陣を揺さぶり、攻め込むシーンを増やしていくが、好調の神戸もボックス内では簡単に仕事をさせない。

すると、20分には神戸に最初のビッグチャンス。カウンターから右サイドの武藤が中央で浮いたイニエスタに横パス。イニエスタの仕掛けはDFに引っかかったが、そのままキープしてボックス左に走り込む汰木へラストパス。だが、汰木の左足シュートはGKクォン・スンテが見事な反応ではじき出した。

前半半ばから終盤にかけては互いに攻め切れない我慢比べの時間帯が続く。そういった中、35分過ぎには神戸にアクシデント発生。接触プレーで足を痛めた武藤がプレー続行不可能となり、39分に大迫がスクランブル投入された。

前半終盤は鹿島ペースが続いたものの、試合はゴールレスで折り返す。

前半シュート1本に終わった神戸は飯野を下げて後半頭から小田を投入し、攻撃にテコ入れを図る。すると、この交代策が先制点をもたらす。52分、ハーフウェイライン付近の中央右で酒井からパスを受けた大迫がそのままハーフスペースを持ち上がって右に張る小田にボールを預ける。絶妙なオフ・ザ・ボールの駆け引きでDFキム・ミンテの死角から一瞬前に入った元鹿島FWに小田からリターンのクロスが届くと、これを巧みなヘディングでゴール左隅に流し込んだ。

大迫の3試合連続ゴールで均衡が破れた試合は、ここからより動きを見せる。58分にはボックス右で仕掛けた鈴木からファーサイドでフリーのエヴェラウドへ絶妙なクロスが渡り、鹿島に絶好の同点機。エヴェラウドは冷静にピッチへ叩きつけるヘディングシュートを右隅に飛ばすが、ここはDF菊池がヘディングではじき出すスーパークリア。

すると、チャンスの後にピンチあり。鹿島は前半にも大迫との競り合いでイエローカードを受けていたキム・ミンテが入れ替わられた際のファウルで2枚目をもらい、60分の退場となった。

リードに加えて数的優位も手にした神戸は、62分にも大迫のお膳立てからボックス内の汰木に決定機も、シュートを枠の右に外してしまい、仕留め切れない。

守勢を強いられながらも粘り強い戦いで1点差を維持する鹿島は、70分を過ぎて安西や土居といったフレッシュな選手をピッチに送り込み、虎視眈々と同点ゴールを目指す。

神戸の集中した守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができなかったが、土壇場で底力を見せる。87分、後方からのクロスに反応した鈴木がボックス右で冷静に頭で折り返すと、中央に走り込んだ和泉が右足ボレーで合わせる。そして、GK飯倉の手を弾いたボールが右隅に決まった。

その後、逃げ切りに失敗した神戸は新戦力のムゴシャを投入し、再びゴールを目指す。後半アディショナルタイムにはボックス付近で大迫が見事な反転シュートを放ったが、枠の左下隅へ向かったボールはGKクォン・スンテのビッグセーブに阻まれた。そして、試合はこのままタイムアップを迎えた。

リーグ3試合ぶりの勝利を逃した鹿島は、ホームで気概を見せる3試合連続ドロー。一方、神戸は上位相手のアウェイゲームで最低限の勝ち点1を持ち帰るも、もったいない試合運びによって連勝がストップした。

鹿島アントラーズ 1-1 ヴィッセル神戸
【鹿島】
和泉竜司(後42)
【神戸】
大迫勇也(後7)

ファビオ・カンナヴァーロ、アンドレア・ピルロら
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