17日、明治安田生命J2リーグ第27節の5試合が各地で行われた。

2戦連続ドローで首位を明け渡した横浜FCは、ニッパツ三ツ沢球技場に9位・ジェフユナイテッド千葉を迎えた。

開始早々チアゴ・デ・レオンソにあわやの場面を作られた横浜FCだったが、事なきを得て5分にセットプレーから先制に成功。敵陣中央の右でFKを獲得し、ハイネルのキックからファーで小川航基が高い打点のヘディングを放つと、GKに触れられるもそのままゴールへ吸い込まれた。

J2リーグトップスコアラーが今季17得点目を奪って幸先良く試合を動かしたホームチームだったが、以降も左右の揺さぶりから田口泰士にフィニッシュを許すなど、押し込まれる場面が散見。攻撃陣も千葉の[4-4-2]を前に攻めあぐねていたが、少ないチャンスをベテランFWがきっちり生かす。

31分、GKボールから攻撃をスタートさせると、中央の和田拓也はシンプルに右前方へと展開。ボックス右まで侵入したイサカ・ゼインがマイナス気味に折り返し、小川がスルーして渡邉千真がゴール正面やや左寄りから左足で豪快にネットを揺らした。

前半の終了間際にはセットプレーからピンチを招くも、風間宏矢のヘッドはGKスベンド・ブローダーセンががっちりとキャッチ。後半に入っても61分にはカウンターから小川がこの日2点目を奪ってリードを広げると、3分後にはまたしてもトランジションから長谷川竜也が距離のある技ありのループシュートを沈めて4点差に。

その後も千葉の猛攻を受け続けた横浜FCだったが、守護神の好セーブもあってクリーンシートを達成。勝負強さを見せ付け、3試合ぶりの3ポイントを獲得している。

上位3チームの背中を捉えたい4位・ファジアーノ岡山はホームで17位・栃木SCと対戦した。栃木のプレッシングの前に思うようにチャンスを作れず、ゴールレスで前半を終えると、後半も最後まで得点を奪えずに両者無得点のままタイムアップ。勝ち点「1」を分け合っている。

5位のV・ファーレン長崎と6位・FC町田ゼルビアは、町田GIONスタジアムで相まみえた。9分、右CKを獲得した長崎は、加藤聖のキックにニアに入ったエジガル・ジュニオが頭で合わせて先制に成功。だが、町田も後半開始早々に太田修介がセットプレーの二次攻撃からミドルを沈めて試合を振り出しに戻す。

75分にはカットインからドゥドゥの左足がクロスバーをたたくなど、町田攻勢の時間が続いた終盤だったが、ネットを揺らしたのは耐えたアウェイチームだった。右CKのこぼれ球争いを制した鍬先祐弥が左ポケットまで持ち運び、左足でクロスを送ると、これが直接ゴールに吸い込まれて89分に長崎が勝ち越し。伏兵の一発が決勝点となり、長崎がトップ3追走へ貴重な勝ち点「3」を手にしている。

7試合勝利なしで13位まで順位を下げたモンテディオ山形は、敵地でブラウブリッツ秋田との"東北ダービー"に臨んだ。千田海人の退場で前半から数的優位となった山形は、これで得たFKを國分伸太郎が直接沈めて24分に試合を動かすと、5分後にも山田康太が追加点を奪取。リードを広げた山形はボール支配率でもシュート数でも秋田を圧倒してタイムアップ。8試合ぶりの白星を飾った。

21位・大宮アルディージャと22位・FC琉球の一戦は、50分にカウンターから金井貢史がネットを揺らして琉球が先手を取るも、FKのリバウンドを菊地俊介がプッシュして61分に大宮が試合を振り出しに戻す。その後もタフな戦いが続いたが、ゲームは次のゴールが生まれぬまま試合終了。引き分けながらも勝ち点「1」を積み上げた大宮が、順位を1つ上げて降格圏を抜け出している。

なお、東京ヴェルディvs徳島ヴォルティスは、東京V側に新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が続出したため、延期となっている。

◆第27節

7/17
ブラウブリッツ秋田 0-2 モンテディオ山形
FC町田ゼルビア 1-2 V・ファーレン長崎
横浜FC 4-0 ジェフユナイテッド千葉
ファジアーノ岡山 0-0 栃木SC
FC琉球 1-1 大宮アルディージャ

7/18
ロアッソ熊本 vs レノファ山口FC

※試合延期
東京ヴェルディ vs 徳島ヴォルティス

7/16
いわてグルージャ盛岡 1-5 ベガルタ仙台
ヴァンフォーレ甲府 1-1 水戸ホーリーホック
ツエーゲン金沢 0-3 アルビレックス新潟
大分トリニータ 2-1 ザスパクサツ群馬