今夏のマンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰されるオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(25)だが、新たな移籍先としてバイエルンが浮上しているようだ。

今夏の移籍市場でエリク・テン・ハグ率いる新生ユナイテッドのトップターゲットに挙がるデ・ヨング。ここ最近では基本移籍金7500万ユーロ(約104億4000万円)にアドオンを含めた、総額8500万ユーロ(約118億8000万円)の条件でクラブ間合意に至ったとの報道も出ている。

その一方で、以前からバルセロナ残留を希望する選手サイドがマンチェスター行きを拒絶していることで、交渉は難航。16日に発表されたバルセロナのアメリカツアーの帯同メンバーにも選出されており、ここからの早期決着は絶望的な状況だ。

ここまで積極的な補強を見せているバルセロナは、テレビ放映権や関連会社の株式売却による資金調達で補強資金を捻出しているが、新戦力の登録にはラ・リーガのサラリーキャップの制限をクリアする必要があり、余剰人員の整理や一部主力の売却は必須と思われる。

その事実がユナイテッドの望みを繋いでいる状況だが、ここに来て地元紙であるスペイン『スポルト』は、デ・ヨング売却に関する新たな可能性を報じている。

報道によると、ジョアン・ラポルタ会長のここ数週間の発言とは裏腹に、バルセロナはやはり高年俸のデ・ヨングの売却を望んでいるが、選手サイドの頑なな態度を受け、ユナイテッドとは異なる売却先を考慮しているという。

その売却先は、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキを引き抜いたバイエルンだという。

デ・ヨングは元々プレミアリーグでのプレーに興味がなく、チャンピオンリーグ(CL)出場権がない上に今後の見通しも不透明なユナイテッド行きを完全に除外。同じく関心が伝えられたチェルシーに関しては、センセーショナルなオファーが届いた場合のみ移籍を考慮するという考えだという。

一方、バイエルンに関してはそのプレースタイル、母国オランダとの近さ、コンペティションの魅力、自身悲願のCLでのタイトル獲得の可能性を含め、以前から好印象を抱いているという。

さらに、ここ最近ではアヤックス時代からの親友であるユベントスDFマタイス・デ・リフトの加入が迫っていることから、仮にバルセロナを去る場合、バイエルン移籍であればオファーを受け入れる考えを持っているという。

そのバイエルンではユリアン・ナーゲルスマン監督の教え子である、RBライプツィヒのオーストリア代表MFコンラート・ライマーの獲得に動くなど、セントラルMFのポジションは補強が必要なポジション。また、デ・ヨングの多才なプレースタイルは若き戦術家との相性も悪くないはずだ。

現時点でドイツの盟主にデ・ヨング獲得の意思があるかは不明だが、バルセロナと同選手にとって現実的な解決策となる可能性は高い。一方、今回の報道はユナイテッドにとって厳しい知らせとなった。