ユベントスとインテルが、トリノのブラジル人DFグレイソン・ブレーメル(25)を巡って熾烈な争奪戦を繰り広げている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が報じている。

今夏の移籍市場でユベントスはオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(22)のバイエルン行き、インテルはスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)のパリ・サンジェルマン行きが有力視されている。

そのため、両クラブは後釜探しに奔走しており、昨シーズンのセリエA最優秀DFに照準を定めた。

その獲得レースは今夏の早い段階から関心を示してきたインテルに分があると思われていたが、より高額な移籍金を得るために競合クラブの登場を待って、のらりくらりと結論を先延ばしにしてきたトリノサイドの動きもあり交渉が停滞。

一方、ユベントスはここ数日に入って交渉を本格化させており、4000万ユーロ(約55億9000万円)の移籍金と共に、年俸400万ユーロ(約5億6000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億4000万円)の5年契約というインテルを上回る条件でクラブ間、個人間での交渉を優位に進めているようだ。

このライバルクラブの動きを受け、インテルは移籍金3000万ユーロ(約41億9000万円)に加え、U-19イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(19)のレンタルという、新たなオファーを掲示し、トリノの反応を待っているようだ。

また、トリノでスポーツディレクターを務めるダビデ・ヴァグナティ氏は、イタリア『スカイ・スポルト』で「グレイソン・ブレーメルに関してインテルとユベントスの両方と交渉している」と、両クラブの競合を認めている。

188cmの屈強なセンターバックは、地対空の対人戦の強さに加え、読みと思い切りの良さを生かした前に出る守備、カバーリングにも定評があるセリエA屈指の守備者。また、3バックと4バックの双方に適応可能な上、昨シーズンからゲームキャプテンを託されるなど、リーダーシップにも優れている。