20日、『エアトリ presents PSG JAPAN TOUR 2022』の第1戦、パリ・サンジェルマン(PSG)vs川崎フロンターレの一戦が国立競技場で行われ、PSGが2-1で勝利した。

リーグ・アン王者のPSGとJ1王者の川崎Fの対戦。スタンドには川崎Fのファンはもちろんのこと、大勢のPSGファンがスタンドに駆けつけることに。入場者数は新たな国立競技場での最多記録となる6万4922人となった。

PSGは[3-4-3]のシステムでGKにジャンルイジ・ドンナルンマ、3バックは右からセルヒオ・ラモス、マルキーニョス、プレスネル・キンペンベが並び、ボランチにヴィティーニャとイドリサ・グイエ、右にアクラフ・ハキミ、左にヌーノ・メンデスが配置された。3トップは右にリオネル・メッシ、左にキリアン・ムバッペ、中央にネイマールという並びになった。

対する川崎Fは日本代表に招集された谷口彰悟、山根視来、脇坂泰斗は不在。[4-3-3]のいつものシステムとなり、GKにチョン・ソンリョン、最終ラインは右から佐々木旭、ジェ杰う、車屋紳太郎、登里享平、アンカーに橘田健人、インサイドハーフに遠野大弥とチャナティップ、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョが並んだ。

川崎Fは立ち上がりからハイプレス。レアンドロ・ダミアンも猛然とプレスをかけるなど、いつも通りのプレーを見せる。

メッシやネイマール、ムバッペがボールを持てば大きな歓声が湧くスタジアム。川崎Fのプレスをしっかりと回避していくPSGのパス回しにも歓声が上がる。

そんな中、7分には川崎Fがチャンス。マルシーニョのスルーパスからレアンドロ・ダミアンがシュートチャンスを迎えるが、キンペンベが対応してシュートを打たせない。

なかなかシュートまでいけなかったPSGだったが15分、ボックス左でムバッペがボールを受けると、ボックス中央のネイマールへとパス。メッシがさらに受けてためを作ると、最後は上がってきたハキミがシュートもDFにブロックされる。

ここから続けて攻撃を仕掛けるPSGは16分、ボックス手前左でパスを受けたネイマールが狙い済ましてシュート。しかし、これは枠を超えていく。

すると川崎Fがビッグチャンス。17分、レンドロ・ダミアンの落としを受けたチャナティップがスルーパス。絶妙なタイミングで抜け出したマルシーニョがドリブルで独走。ボックス内ダリからシュートを放つが、コントロールをミスして枠を捉えられない。

ビッグチャンスを逃すと18分にはPSGが決定機。中央を抜けたムバッペがボックス中央からシュート。しかし、GKチョン・ソンリョンがなんとかセーブする。

一進一退の攻防が続き、川崎Fも負けじとパスを繋いで攻め立てる。すると20分、左からのクロスをボックス内で受けた遠野がシュートを狙うもキンペンベがクリア。これをボックス手前で家長がダイレクトボレーを放つと、シュートは枠に飛ぶがGKドンナルンマがセーブする。

川崎Fは23分にもビッグチャンス。家長のスルーパスにまたしてもマルシーニョが抜け出すと、今度はマイナスのパス。これに遠野が反応してシュートを狙うが、ヴィティーニャが戻って簡単には打たせない。

28分にはPSGがビッグチャンス。ボックス手前中央でパスを受けたムバッペが、ジェジエウを抜いた瞬間に左足シュートもGKチョン・ソンリョンがセーブ。こぼれ球を再びムバッペがボックス内でシュートも、今度もチョン・ソンリョンがセーブした。

さらに32分には最大のピンチが。ムバッペがボックス内左からの浮き球のパス。これを受けたメッシがコントロールし、GKチョン・ソンリョンをかわしてシュートもチャナティップがクリア。しかし、その後の流れから再びムバッペがボックス左を仕掛けると、同じようなパス。今度は、ハキミが走り込みダイレクトで落とすと、メッシがシュート。これが登里に当たってコースが変わり、ネットを揺らした。

ハーフタイムには両チームともにメンバーを変更。PSGはネイマール、ムバッペ、ヌーノ・メンデス、ハキミ、キンペンベが下がり、パブロ・サラビア、アルノー・カリムエンド、フアン・ベルナト、アブドゥ・ディアロ、エリク・ジュニオル・ディナ・エビンベが入った。

対する川崎Fはレアンドロ・ダミアン、遠野、ジェジエウが下がり、知念慶、瀬古樹、山村和也が入った。

後半も互いにテンション高く入った中、49分に川崎Fはビッグチャンス。ボックス中央でフリーでパスを受けた知念が右足を振り抜くが、シュートは枠を大きく超えていく。

さらに54分には相手ボールを奪った瀬古がボックス手前からミドルシュート。ゴール左を襲ったシュートは、GKドンナルンマがなんとかセーブする。さらに、その流れからのCKは左から瀬古がクロス。マルシーニョがヘディングで合わせに行くが、当たりが薄くて枠を外れる。

55分、川崎Fはチャナティップ、マルシーニョ、家長、登里を下げ、小林悠、宮城天、ジョアン・シミッチ、松井蓮之を投入する。

流れを変えたい川崎Fだったが、58分にPSGは左サイドを崩すと、ボックス内左でのワンツーからベルナトのグラウンダーのクロス。これをカリムエンドが滑り込んで決めてリードを2点に広げる。

追加点を奪ったPSGは61分に5選手を変更。GKドンナルンマを下げてセルヒオ・リコを起用。また、セルヒオ・ラモス、マルキーニョス、メッシ、ヴィティーニャを下げ、ティロ・ケーラー、ダニーロ・ペレイラ、マウロ・イカルディ、ウォーレン・ザイール=エメリを起用した。

67分には早速交代選手がチャンス。こぼれ球を拾ったサラビアがスルーパス。これをボックス内で受けたイカルディがそのままシュートも、GKチョン・ソンリョンが体で止める。

川崎Fは73分に佐々木を下げて、小塚和季を投入する。しかし、75分にはPSGが少ない手数でゴールに迫ると、イカルディがループシュートを狙うがGKチョン・ソンリョンが落ち着いて対応する。

さらに77分には、スルーパスに抜け出したイカルディがボックス右からグラウンダーのクロス。これはシミッチが対応してクリアするが、ボールは左ポストを叩き、あわやオウンゴールというシーンも生まれた。

それでも84分に川崎Fが意地を見せる。CKから瀬古がクロス。一度はクリアされるが、こぼれ球を繋いでボックス左から瀬古が浮き球のパスを送ると、山村がヘッド。これが決まり、川崎Fが1点を返す。

1点を返した川崎Fは橘田と宮城を下げ、高井幸大、永長鷹虎を投入する。

すると88分にビッグチャンス。小塚がボックス内で粘ると、こぼれ球を永長が拾うが、切り返したところを対応されてシュートは打てない。

結局そのまま試合は終了。川崎Fが一矢報いたが、2-1でPSGが日本での初戦で勝利を収めた。

PSGは、23日には埼玉スタジアム2002で浦和レッズと、25日にはパナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と対戦する。

パリ・サンジェルマン 2-1 川崎フロンターレ
【得点経過】
1-0:32分 リオネル・メッシ(PSG)
2-0:58分 アルノー・カリムエンド(PSG)
2-1:84分 山村和也(川崎F)