YBCルヴァンカップ準々決勝、サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノスの第1戦がエディオンスタジアムで行われ、3-1で広島が先勝した。

このラウンドからプライムステージと銘打たれ、ACL組を含めた8チームによるトーナメントが行われる。互いに直近のリーグ戦からは中3日。広島は1-2で敗れたそのFC東京戦からスタメンを2人変更。欠場していた野津田が復帰し、負傷が報告された東の代わりに柏を起用する現状のベストメンバーを揃えた。

対して、このラウンドから参戦の横浜FMは、2-0で勝利した鹿島アントラーズ戦からフィールドプレイヤー全員入れ替え。こちらは疲労を考慮したメンバー構成となった。

両者の直近の対戦は約1カ月前の7月6日。日産スタジアムで行われたその一戦は、横浜FMが3-0で快勝している。今回は立ち上がりから互いに強みを生かした攻撃でスペクタクルな内容となる。

その中でホームの広島は11分、塩谷から鋭い縦パスが敵陣中央の満田に入ると、その満田から今度はボックス右に走る松本へスルーパス。迷わずシュートまで運んだが、体を寄せられ枠に飛ばせず。

それでも分厚い攻撃を見せる広島はその3分後、右サイドの藤井からクロスが上がると、ボックス左で上手くフリーとなっていた柏に繋がり、ワントラップからシュート。これがゴール左下に突き刺さり、先制に成功した。

その後は前線からのプレスで横浜FMのパスワークを牽制しつつ、追加点の機会を窺う広島。27分にはGK大迫のビッグセーブもあった中、36分に松本のロングボールに抜け出した満田がネットを揺らすシーンがあったが、ここはオフサイドの判定に。

一方、なかなか攻撃が組み立てられない横浜FMだが、43分に前半最大の決定機。速攻のシーンでボックス手前のレオ・セアラからマルコス・ジュニオールにパスが渡り、GKと一対一に。だが、ここはGK大迫に軍配。前に出てきた相手を見てループシュートを狙ったが、体に当てられてしまった。

しかし後半開始直後、横浜FMのロングボールから浮き玉が続いたところで右サイドの水沼に渡ると、すかさずグラウンダーのクロスを供給。これがディフェンスラインとGKの間に入り、最後はレオ・セアラがプッシュし同点とした。

上手く出鼻を挫いた横浜FM。52分にも右サイドからチャンスを作り、レオ・セアラのクロスに吉尾。同点シーンに似た形となったが、シュートは惜しくも右に外れた。

その後、広島はベン・カリファを下げてドウグラス・ヴィエイラ、横浜FMはマルコス・ジュニオールを下げて西村を投入し、前線のメンツを入れ替える。

この交代以降、GKを強襲した森島のシュートなど勢いを取り戻した広島は68分、ボックス左のスペースを見つけた松本が左サイドの森島からパスを呼び込みシュートへ。決定機だったが、ここはGK高丘に止められた。

ここから立て続けにCKを得た広島。71分の左CKは右サイドに流れたものの、そこから森島が左足で上げ直したクロスに合わせたのは荒木。頭で滑らせてコースを変えるようなシュートがゴール左隅に決まり、再びリードを得た。

残り15分となるところでさらに2人を交代させた両チーム。すると広島は78分、この交代で投入されたエゼキエウのお膳立てからドウグラス・ヴィエイラがネットを揺らし3点目かに思われたが、VARで確認した結果、その一つ前のプレーで満田がオフサイドだったとして、ゴールは取り消された。

このVARによる中断もあったため、後半アディショナルタイムは5分と長めの設定。その中でドウグラス・ヴィエイラがロングボールの競り合いで相手と頭どうしで接触し、包帯を巻く事態に。

だが、この体を張ったプレーが広島にさらなる歓喜をもたらす。このプレーでボックス手前のFKを得た広島は、塩谷が放ったシュートは壁に当たってしまうものの、こぼれ球に対し野津田がダイレクトで左足を振り抜くと、上手く壁の隙間を抜けてゴール左下に決まった。

その後、4点目のチャンスもあった広島だが、試合は3-1で終了。10日に行われるアウェイでの2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にしている。

広島 3-1 横浜FM
【広島】
柏好文(前14)
荒木隼人(後26)
野津田岳人(後53)
【横浜FM】
レオ・セアラ(後1)