3日、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝のヴィッセル神戸vsアビスパ福岡の第1戦がノエビアスタジアム神戸で行われ、福岡が1-2で勝利した。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦組の神戸は、この一戦からルヴァンカップに登場。一方の福岡はプレーオフステージで鹿島アントラーズと対戦し、アウェイゴール差で準々決勝へと駒を進めた。

福岡は新型コロナウイルスの感染が広がり、この日の控えメンバーはわずか4人。うちGKが2人、フィールドプレーヤーが2人という苦しいチーム編成だが、試合開始2分にいきなりチャンスに。神戸の中途半端な浮き球のバックパスをファンマが奪い、ボックス内で右足シュート。ここはDFに足でブロックされた。

肝を冷やした神戸も直後の4分、小林祐希がセンターサークルから左足でロングパスを蹴り込むと、佐々木がDFラインの背後に抜け出してGKと1対1に。しかし、こちらもシュートはGK村上に防がれた。

両チームともに立ち上がりにビッグチャンスを迎えた試合を動かしたのは福岡。44分、GK村上からのロングボールをファンマが頭で前方へ落としてジョン・マリへ。ワンタッチでDFをかわし、ボックス手前から豪快に右足を振り抜き、ネットを揺らした。

ビハインドで試合を折り返した神戸は後半開始から山口を投入。57分には負傷した小田を下げて汰木をピッチへ。まずはなんとか同点を目指す。

だが、後半も先にネットを揺らしたのは福岡だった。58分、先制点と同じような形で自陣からのFKをファンマが頭で前方へつなぎ、ジョン・マリがボールを落とすと、走り込んだルキアンがボックス手前から右足ダイレクトで蹴り込み、ゴールネット右上へ。強烈な一撃に神戸のGK飯倉は一歩も動けなかった。

2点差をつけられた神戸はさらに選手交代。60分にイニエスタ、大迫を同時投入する。そのイニエスタを中心にボールを握って福岡陣内まで攻め込むものの、あまり決定機を作るには至らない。77分にボックス内で大迫が放ったシュートは惜しくも枠の左へ外れた。

一方の福岡は勝利が見えてきた95分、2人しかいないベンチのフィールドプレーヤーをすでに使い切っていたが、長谷部監督は城後を下げ、GKの山ノ井をフィールドプレーヤーとして投入。山ノ井は最前線に入り、ファンマを中盤に下げるという、超スクランブル態勢で逃げ切りを図ることに。

5バックでしっかりとブロックを固める福岡だったが、最後の最後に神戸が意地を見せる。99分、神戸は自陣でボールを奪取すると、飯野が右サイドをドリブルで単独突破し、センタリングを供給。ゴール前で待ち構えた大迫がヘディングで合わせて1点を返した。

その直後に試合終了のホイッスル。福岡は苦しいチーム編成ながらアウェイゴール2つを奪い、第1戦を1-2で勝利した。一方の神戸もラストプレーで点差を縮めることに成功。8月10日に行われる第2戦へ向け、望みをつなげる貴重な1点となった。

ヴィッセル神戸 1-2 アビスパ福岡
【神戸】
大迫勇也(後54)
【福岡】
ジョン・マリ(前44)
ルキアン(後14)