今夏の移籍市場では主役の座を担っていると言っても良いバルセロナ。しかし、クラブはシーズン開幕に向けて大きな問題を抱えている。

多くの負債を抱え、財政難に苦しんでいるバルセロナだが、今夏はFWロベルト・レヴァンドフスキ、FWハフィーニャ、DFジュール・クンデ、MFフランク・ケシエ、DFアンドレアス・クリステンセンと各国の代表選手を大量にチームに加えた。

ケシエとクリステンセン以外は移籍金を支払っての獲得となっており、財政難のクラブが行うことではないと一部からは批判を受けている状況。一方で、多額の移籍金が見込まれるMFフレンキー・デ・ヨングの売却は否定的な姿勢であり、資金がショートする可能性が高い。

さらに、ラ・リーガが定める選手の人件費の規定にも抵触している状況。昨夏も同様の問題を抱えていたが、現状では獲得した選手たちはリーグに選手登録できず、試合で起用することが不可能となっている。

一刻も早く問題を可決しなければいけないバルセロナ。ジョアン・ラポルタ会長の考えは不明だが、1日にオーディオビジュアル部門を運営する子会社『Barça Studios』の株式24.5%を『Socios.com』に売却することを発表。1億ユーロ(約136億円)を手にしたという。

バルセロナは、今夏すでにアメリカ『Sixth Street』に、向こう25年間におけるラ・リーガのテレビ放映権25%を売却。これにより、6億ユーロ(約804億円)以上と言われる当座の資金を得ていた。

選手の売却等ではなく、資産を売却して資金調達を行っているバルセロナだが、スペイン『TV3』によればそれでも選手登録は認められないという。

『TV3』はバルセロナが追加で、『Barça Studios』の株式25%を1億ユーロ(約136億円)で売却するとで理事会が承認したと報道。選手登録ができない場合は、新たに株式を売却するとし、売却先は24.5%を持つ『Socios.com』、またはイスラエルのNFTプラットフォーム『Ownix』ともう1社の可能性があるという。『Ownix』は以前契約を結んでいたが、2021年11月18日に解消していた。

スペイン『ムンド・デポルティボ』は、バルセロナが避けたがっていた「第4の手」も発動されなければいけない事態となったが、この売却が進めば、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、クンデ、ケシエ、クリステンセンの選手登録が可能に。また、今夏契約を結び直したFWウスマーヌ・デンベレとDFセルジ・ロベルトも登録が可能になると報じている。

また、チェルシーのDFセサール・アスピリクエタ、DFマルコス・アロンソ、マンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバの獲得も狙っているとされるが、彼らの補強のためにも大きく働くとされている。