JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝の横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島の第2戦が10日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、1-2で広島が勝利し、準々決勝に進出した。

1週間前にエディオンスタジアムで行われた第1戦では、3-1でホームの広島が先勝。広島はその後、リーグ戦も鹿島アントラーズに完勝しており、強豪相手に連勝を収めている。

一方の横浜FMは広島戦後、リーグ戦で川崎フロンターレと対戦。白熱の試合を繰り広げたが、後半アディショナルタイムの失点で、10試合ぶりの黒星を喫した。

試合は2点差を追いかけるホームの横浜FMが先に仕掛ける。4分、前線からのプレスでショートカウンターに転じると、ボックス中央の藤田から右に走り込む水沼に展開。フリーでシュートを放ったが、GK大迫の好セーブに遭った。

立ち上がりのピンチを切り抜けた広島もすぐに攻勢に出る。8分、森島が右サイドからパス交換しながら徐々に中央へ。ゴール前のベン・カリファへのラストパスは畠中にカットされてしまったものの、ベン・カリファが背後から奪い返し、左足で豪快にゴールに突き刺した。

素早い攻守の切り替えが功を奏し、上手く相手の出鼻をくじいた広島。その後も継続して前線からのプレッシングを続ける中で、横浜FMの渡辺が角田にバックパスを出したところを森島が奪取。一気にゴール前に抜け出ようとしたところを角田に倒された。

このプレーで角田には決定機阻止の理由でレッドカードが提示され、横浜FMは3点のビハンドのうえ、残り75分を10人で戦うことになってしまった。

しかし直後の22分、左から中に切り込んだマルコス・ジュニオールがボックス手前の水沼にパスを入れると、水沼はワンタッチでボックス右へ展開。ここで待っていたレオ・セアラが冷静に流し込んでネットを揺らした。

これを反撃の狼煙としたいところだったが、その後は数的有利のある広島のペースが続いていく。すると37分、佐々木のスルーパスで柏が左サイドを突破し、グラウンダーのクロスを供給。逆サイドから走り込んでいた野上がプッシュし、追加点とした。

これで再び3点差に広げ、アウェイゴールでも上回った広島。40分に塩谷が負傷し、藤井をスクランブル投入するアクシデントに見舞われるが、失点以外は概ね完璧な試合運びを見せた。

後半に入ると、横浜FMはマルコス・ジュニオールを下げ、来季加入が内定している関東学院大学の村上悠緋を投入。48分に水沼から村上を狙ったクロスが上がったが、ここは合わせられず。

一方の広島は、数的優位を生かして極めて冷静にボールを回していく。そのなかで森島や満田が立て続けにゴール前に攻め込むなど、さらなる得点の予感をさせる。

ただ、65分過ぎに塩谷に続いて野上が右足を痛めてしまうことに。代わりに鹿島戦で広島初ゴールを決めた川村が投入された。

73分には左の柏のクロスから途中出場のドウグラス・ヴィエイラがヘディングシュート。直後の74分には森島に後半最大の決定機が訪れるも、ここも決められず。

それでも最後まで余裕のある試合運びを見せた広島がリードを保ったまま勝利。2戦合計スコア5-2で8年ぶりの準決勝進出を決めた。なお、9月21日と25日に行われる準決勝ではヴィッセル神戸を退けたアビスパ福岡と対戦する。

横浜FM 1-2(AGG:2-5) 広島
【横浜FM】
レオ・セアラ(前21)
【広島】
ナッシム・ベン・カリファ(前8)
野上結貴(前37)