17日(日本時間18日)、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)はFIFA U-20女子ワールドカップ(W杯)コスタリカのグループD第3節でU-20アメリカ女子代表と対戦し、3-1で勝利。決勝トーナメント進出を決めた。

2連勝でグループステージ突破へ王手をかけている日本は、この一戦で引き分け以上か、1点差での敗戦であれば、自力での決勝トーナメント進出が決定する。

ヤングなでしこはGKにアメリカのイーストテネシー州立大学でプレーをする大場朱羽を先発で起用し、第1戦のメンバーを軸とした[3-3-2-2]を採用。2列目には岩﨑心南と藤野あおばが入り、2トップは山本柚月と、松窪真心が組んだ。対するアメリカは[4-3-3]で臨んだ。

日本は4分に藤野がボックス右からファーストシュートを放つも、直後にアリー・セントナーのシュートが田畑晴菜にディフレクションしてあわやの場面も。GK大場は逆を突かれたものの、足をしっかりと運んで対応し、事なきを得た。

以降は日本がボールを握る時間を作り、アメリカのプレスをどうかいくぐるかという展開に。14分には飛ばしのパスから山本が右サイドの背後を取り、アーリークロスに松窪が飛び込むも、わずかに届かない。

今大会初出場となるGK大場はハイクロスへ抜群の対応力を見せ、キャッチからの素早いフィードで速攻につなげるなど持ち味を発揮。前線では初先発となった岩﨑が21分にミドルを放ち、さらには小山史乃観を追い越しての引き取りからシュート性のクロスでゴールを脅かす。

ショートカウンターから松窪のフィニッシュや距離のある中での大山愛笑の右足など、シュートシーンは作りながらも、前半は得点を奪えず。一方、アメリカはサイドの深い位置へのラフな蹴り込みが中心となったが、日本守備陣は安定しており、序盤の1本以外はピンチらしいピンチなく、ゴールレスで45分を終えた。

両チーム交代なしで迎えた後半はアメリカがテンポを上げて6のミドルが枠を捉えたが、試合を動かしたのは日本だった。

相手最終ラインのコントロールミスを見逃さず、山本が高い位置で奪って中央のスペースへスルーパスを送ると、松窪が足裏タッチでの切り返しからゴール正面で左足のシュート。これがゴールネットを揺らし、55分に試合を動かした。

その5分後には山本が仕掛けての右足、こぼれ球に大山と続けざまのフィニッシュを見せた日本。天野、浜野を投入して前線のさらなる活性化を図ると、その浜野のファーストプレーで得た右CKから67分に追加点を奪う。

キッカーの藤野はデザインプレーでニアの松窪へグラウンダーで出し、リターンを受けて一枚剥がしてのクロス。ファーで受けた小山が1つ持ち出して左足での強烈な一撃を対角へと突き刺した。

リードを広げた日本だったが、喜びもつかの間、3分後に失点。左サイドを崩されてのクロスからシモン・ジャクソンに押し込まれ、今大会初失点を喫する。以降も逆転突破を狙うアメリカに押し込まれる時間が続いたものの、88分に田畑が大きな1点を奪取。セットプレーの二次攻撃から長江伊吹の折り返しを頭でねじ込んだ。

再びリードを広げた日本は島田芽依が今大会初出場を飾ってバーを叩くシュートを放つなど、追加招集の林愛花を除いた全員がピッチに。追加タイムの7分もアグレッシブな姿勢を貫き、3連勝で文句なしのグループステージ突破を決めた。

なお、準々決勝は現地時間21日(日本時間22日11:00K.O.)に行われ、日本はグループCの2位と対戦。C組の第3節はこの後11時キックオフを予定しており、すでにグループステージ突破が決定しているナイジェリアに加え、フランスと韓国がもう1枠を争う。カナダは敗退が決まっている。

U-20アメリカ女子代表 1-3 U-20日本女子代表
【U-20アメリカ】
シモン・ジャクソン(後25)
【U-20日本】
松窪真心(後10)
小山史乃観(後22)
田畑晴菜(後43)

◆U-20日本女子代表
GK:大場朱羽(ETSU)
DF:田畑晴菜(C大阪堺)、石川璃音(浦和L)、長江伊吹(長野L)
MF:杉澤海星(大宮V)、大山愛笑(メニーナ)[→天野紗(INAC)]、小山史乃観(C大阪堺)、岩﨑心南(ベレーザ)[→吉田莉胡(EL埼玉)]、藤野あおば(ベレーザ)[→土方麻椰(メニーナ)]
FW:山本柚月(ベレーザ)[→浜野まいか(INAC)]、松窪真心(JFAアカデミー)[→島田芽依(浦和L)]