ローマは28日、イタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(28)の加入を発表した。契約期間は2023年6月30日までの1年となるが、特定のスポーツ条件をクリアした場合、 契約を2シーズン延長するオプションが付随する。

加入濃厚との報道から時間を要したものの、正式にジャッロロッシの一員となったベロッティは、クラブ公式サイトを通じて新天地での意気込みを語った。

「最近のローマの進歩と野心は誰の目にも明らかで、この2つの要素が僕に大きな影響を与えたんだ」

「キャリアのこの時点で、僕は日々改善し続けたいと思っている。そして、このクラブを代表してそうする機会を得たことを嬉しく思うよ」

「今は、スタジアムでファンの前でクラブアンセムを聴くのが待ち遠しいよ」

セリエA通算106ゴールを誇り、カルチョを代表するストライカーの一人であるベロッティは、昨シーズン限りでトリノを退団。ここ最近ではガラタサライやウォルバーハンプトンが獲得へ好条件のオファーを掲示していたが、ローマ行きを希望する28歳はその申し出を固辞していた。

一方、ローマではベロッティと個人間での合意を取り付け、ジョゼ・モウリーニョ監督もすでに選手サイドと今後に向けた具体的な話し合いを行っていた。

ただ、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱えるローマでは、ベロッティ獲得のために人員整理が必要な状況だった。それでも、クレモネーゼが獲得を目指すガーナ代表FWフェリックス・アフェナ=ギャン(19)の交渉を進め、移籍金600万ユーロ+アドオン300万ユーロの総額900万ユーロ(約12億3000万円)の条件で合意。これにより、イタリア代表FWの獲得交渉が完了した。

同選手はカピターノを務める同胞MFロレンツォ・ペッレグリーニとアッズーリで、今夏ユベントスから加入のアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラとパレルモで友人関係を築いており、チームへの即フィットが可能。また、2トップと1トップの両方でプレー可能なこともあり、主砲タミー・エイブラハムのバックアップだけでなく、[3-4-1-2]の採用時はトップ下にディバラを置き、エイブラハムと2トップで並ぶなど、ジョゼ・モウリーニョのチームに新たな攻撃オプションを与える存在となるはずだ。

なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、年俸は300万ユーロ(約4億1000万円)程度になるという。