プレミアリーグ第5節、リバプールvsニューカッスルが8月31日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で逆転勝利した。

リバプールは前節、昇格組ボーンマスを相手にホームで驚愕の9-0の圧勝。開幕3試合の鬱憤をこれでもかと晴らす圧倒的な内容で、待望の今季初白星を飾った。そして、連勝を目指すアンフィールドでの連戦では1勝3分けと開幕から無敗を継続する曲者ニューカッスルを迎え撃った。

クロップ監督はそのボーンマス戦と全く同じスタメンを採用。ただ、マティプ、カーティス・ジョーンズと負傷明けの選手がベンチに戻ってきた。

試合は立ち上がりからホームのリバプールがボールを握って押し込む展開に。だが、組織的かつ球際で強さを見せるニューカッスルの堅守を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。

一方のニューカッスルは、3-3で引き分けたマンチェスター・シティ戦同様に、後ろに重心を置きながらも、チャンスがあれば前から激しく圧力をかけてリバプールに自由を与えず。また、要所でプレーを切り、時計を進めるなどメンタルの駆け引きで指揮官を含め、ホームチームをいら立たせる。

互いになかなか決定機まで持ち込めない中、30分過ぎにはリバプールにビッグチャンス。バイタルエリア中央のフィルミノがゴール前に飛び出したルイス・ディアスへ完璧なラストパスを供給。ディアスは冷静に飛び出したGKを右への持ち出しでかわすが、バランスを崩してシュートを枠に飛ばせず。

すると、ピンチを凌いだニューカッスルは38分、相手陣内右サイドで細かく繋いだ流れから、ロングスタッフがボックス手前でルーズボールを回収。ボックス内に走り込むイサクに絶妙なラストパスを通すと、クラブ史上最高額での加入となったソシエダの元エースが冷静に右足のシュートを突き刺し、デビュー戦で早速ゴールを挙げた。

ホームで先制を許したリバプールはすぐさま反撃を見せるが、前半終盤に続けて得たセットプレーのチャンスをモノにできず。1点ビハインドで試合を折り返すことになった。

後半はリバプールが積極的に前に出ていくが、前半同様に最後の場面でうまくいかない。逆に、前がかりな背後を完璧に突かれてイサクに再びゴールネットを揺らされるが、ここはオフサイドの判定に救われた。

すると、ピンチの後にチャンスあり。61分には右サイド深い位置へ抜け出したサラーが丁寧なグラウンダーの折り返しを入れると、タイミングよくボックス中央に走り込んできたフィルミノがDFの股間を抜くシュートをゴールネットへ流し込んだ。

良い時間帯に追いついたリバプールは、情熱を増すスタンドからの後押しを受けて攻勢を強める。これにニューカッスルの消耗が重なり、相手陣内でハーフコートゲームを展開。さらに、70分過ぎにはヘンダーソン、ロバートソン、アレクサンダー=アーノルドを下げてミルナー、カルヴァーリョ、ツィミカスを同時投入し、攻勢を強めていく。

ここからリバプールは専守防衛、ロングカウンターでの一発を狙うニューカッスルに対して猛攻を仕掛ける。だが、ディアスやサラーのフィッシュはことごとく相手のブロックに阻まれ、頼みのセットプレーも不発に。

ニューカッスルの驚異の粘りもあって試合は、1-1のまま5分が加えられた後半アディショナルタイムに突入。ジョエリントンを筆頭に最後までハードワークを見せるアウェイチームがうまく時計を進め、アディショナルタイムは5分を過ぎる。

これで万事休すかに思われたリバプールだったが、アンフィールドの空気がそうさせたのか、主審はなかなかホイッスルを吹かずにいると、土壇場で右CKを獲得。すると、この流れからゴール前で混戦を作ると、サラーがゴール左で競って落としたこぼれに反応したカルヴァーリョがゴール至近距離から右足ボレー。クロスバーの内側を掠めたシュートがゴールネットを揺らした。

そして、新鋭カルヴァーリョの2試合連発となる劇的ラストプレー弾で逆転に持ち込んだリバプールが、苦しみながらもニューカッスルに今季初黒星を与えて今季初の連勝を飾った。