シティが下位に沈むビラ相手に痛恨ドロー…ハーランドが6戦目で2桁ゴール到達も勝ち切れず《プレミアリーグ》
シティは前節、昇格組ノッティンガム・フォレストを相手にハーランドの2試合連続ハットトリック、スタメンデビューとなったアルバレスのプレミア初ゴールを含む2ゴールの活躍で6-0の圧勝。2連覇王者の実力をまざまざと見せつけた。
今季初の3連勝を目指すペップのチームは、週明けにセビージャとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、1勝4敗で19位に低迷するビラのホームに乗り込んだ。グアルディオラ監督はアルバレスに代えてデ・ブライネを起用した以外、同じスタメンを採用した。
試合は戦前の予想通り、アウェイのシティが圧倒的に押し込む展開となる。開始4分にはボックス右に侵入したウォーカーがファーストシュートを放つと、9分にはボックス手前で前を向いたデ・ブライネが鋭いシュートを放つが、いずれも枠を捉え切れない。
以降は後ろ重心のホームチームに対して、内と外のボールの出し入れやハーランドのフィジカルをシンプルに使った攻めで攻略を図るが、中央をしっかりと締める相手守備を崩し切るまでには至らず。なかなかフィニッシュの数が増えていかない。
一方、前半半ばにキャッシュが負傷してヤングの投入を余儀なくされたホームチームだが、時間の経過とともに試合を膠着させることに成功。さらに、38分にはカウンターの形からドウグラス・ルイスのスルーパスに抜け出したワトキンスにボックス内で決定機が訪れるが、ゴール左で放ったシュートはDFに触られて枠の右に外れた。
70%を超えるボール支配率を含め試合の主導権を握ったシティだが、前半はジャブを打ち続けるにとどまり、ゴールレスで後半へ折り返す。
下位チーム相手に思わぬ苦戦を強いられたプレミア王者だが、世界屈指のホットラインで後半早々にゴールをこじ開ける。50分、右サイドでベルナルド・シウバとパス交換したデ・ブライネが深い位置へ抜け出してクロスを供給。GKマルティネスの頭上を越えたボールがファーへ流れると、これに反応していたハーランドが左足インサイドを使ったダイレクトボレーで流し込み、4試合連続ゴール。開幕6戦目にして早くも2桁ゴールに到達した。
良い時間帯に先制に成功したシティだが、58分にはロドリの不用意な自陣でのボールロストからピンチ。ラムジーにボックス左へ抜け出されるが、ここは一瞬ボールコントロールが長くなったところに見事な飛び出しで反応したGKエデルソンのビッグプレーで凌ぐ。
このピンチを凌いだチームは再び攻勢を強めてボックス内のハーランドに幾度もシュートチャンスが訪れるが、GKマルティネスが見事な連続セーブで立ちはだかる。さらに、ペナルティアーク付近で得たデ・ブライネの直接FKもクロスバーを叩き追加点を奪い切れない。
すると、何とか1点差を維持し続けたホームチームが後半2度目のチャンスをモノにする。74分、セカンドボールの拾い合いを制したラムジーがボックス左に持ち込んでグラウンダーのクロスを供給。これをボックス中央のベイリーがうまくフェースを作って左足のダイレクトシュートをゴール左上隅へ突き刺した。
試合をコントロールしながら追いつかれたシティは、さらに足を痛めたかウォーカーがベンチへ下がり、アケの投入を余儀なくされる。これによりストーンズが右サイドバックにポジションを移した。
その後、試合はどちらも勝ち点3を得る可能性がある拮抗した展開に。その中でより勝ち点3が必要なシティは、リスクを冒して前に出る。そして、ロドリのミドルシュートやマフレズのボックス内への2度の抜け出しでゴールに迫るが、枠を捉え切れない。後半アディショナルタイムにはボックス内に抜け出したフォーデンに最後のチャンスが訪れたが、ここはGKマルティネスのビッグセーブに阻まれて万事休す。
先制点を含め試合を支配し続けたペップのチームだったが、苦境を脱したいホームチームの粘りに遭い、勝ち点2を取りこぼす形となった。
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