2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ開幕節が9月6日に開幕した。ここでは開幕節2日目となるグループA〜Dの戦いを展望を紹介していく。

◆本命のナポリとリバプールが初戦で激突〜グループA〜
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グループAでは開幕節で首位通過を争うであろうナポリとリバプールが激突する。ナポリは今季、FWインシーニェやDFクリバリ、MFファビアン・ルイスと主軸がこぞって移籍し、大幅な戦力ダウンが懸念された。しかし、開幕したセリエAでは3勝2分けスタートと、彼らの移籍した穴をさほど感じさせずにいる。とりわけインシーニェの後釜として獲得されたMFクワラツヘリアが特筆で、セリエAでは早くも4ゴールを挙げる活躍を見せている。また、クリバリの後釜として獲得されたDFキム・ミンジェもセリエAで十分通用する雰囲気を醸し出しており、懸念されたほどの戦力ダウンはしていないものと思われる。

一方、リバプールは万能FWマネの移籍により、やや攻撃力を落としている印象。プレミアリーグでは2勝3分け1敗スタートと躓いた。新戦力FWヌニェスの早急なチームへのフィットが求められる。また、ケガ人の多さも気がかりでMFチアゴ、DFマティプ、DFコナテらの離脱が響いている。ナポリ戦ではチアゴ離脱により急遽獲得されたMFアルトゥールのデビューがあるかに注目だ。グループAの主導権をどちらが握るか、初戦の行方を見守りたい。

グループAもう一試合はアヤックスvsレンジャーズ。昨季はグループステージ全勝というインパクトを残したアヤックスだが、主力の流出は避けられなかった。DFリサンドロ・マルティネスとFWアントニーがマンチェスター・ユナイテッドへ、MFグラフェンベルフがバイエルンへ移籍し、大幅な戦力ダウンを強いられた。何より近年のアヤックス黄金期を支えたテン・ハグ監督が去ったのは痛手だが、昨季ヨーロッパリーグ準優勝のレンジャーズを下して2強に挑戦状を叩きつけることはできるか。

【グループA】
9/7(水)
《25:45》
アヤックス vs レンジャーズ
《28:00》
ナポリ vs リバプール

◆本命アトレティコにポルトが挑戦〜グループB〜
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グループBではアトレティコ・マドリーが本命と見られる中、2位通過を懸けてポルトとレバークーゼンが争う構図になるものと思われる。初戦では本命アトレティコがポルトを迎え撃つ。アトレティコは主力の流出がなかった中、FWモラタがレンタルバックした他、MFサウールの復帰、MFヴィツェル、DFレギロンの獲得と、選手層に厚みを増している。とりわけモラタが絶好調でラ・リーガでは3ゴールを記録。アトレティコ同様、堅守が売りのポルト相手にモラタがゴールを奪えるかに注目だ。

グループBもう一試合はクラブ・ブルージュvsレバークーゼン。ベルギー王者ブルージュはCL5季連続出場と常連になりつつある。ただ、いずれのシーズンもグループステージ敗退に終わっており、苦戦を強いられている。至宝MFデ・ケテラエルを失ったが、例年に比べれば十分に突破のチャンスがある中、ライバルのレバークーゼンを下せるか。

対するレバークーゼンは4季ぶりのCL出場。主力に流出がなかった中、移籍期限最終日にチェルシーFWハドソン=オドイを獲得。ダイナミックなサッカーを展開するレバークーゼンにマッチしそうな人材を得た中、好スタートを切れるか。

【グループB】
9/7(水)
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs ポルト
クラブ・ブルージュ vs レバークーゼン

◆死のグループ幕開け、インテルとバイエルンが激突〜グループC〜
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今季のCLで最激戦区となったグループC。注目の初戦ではインテルとバイエルンが激突する。インテルは今季、財政難と言われながらも主力の流出はなかった。むしろFWルカクが復帰し、戦力的には上積みした印象だ。セリエAでは直近のミラノ・ダービーに敗れて3勝2敗スタートとなったが、CLでは心機一転、良い入りを見せたい。

一方のバイエルンはFWマネの獲得が大当たりでFWレヴァンドフスキの流出をここまでは全く感じさせない状況となっている。爆発的な得点力に陰りはなく、成長株MFミュージアラの躍動もあいまって手を付けられない状況にある。敵地でのインテル戦でドイツ王者の実力を見せつけられるか。

そしてレヴァンドフスキが移籍したバルセロナはグループ最弱と見られるビクトリア・プルゼニと対戦する。バルセロナも財政難が叫ばれた中、レヴァンドフスキを筆頭に、FWハフィーニャ、DFクンデ、MFケシエと好タレントを獲得。ラ・リーガでは3勝1分けと期待通りの良いスタートを切った中、必勝のプルゼニ戦は落とせない。

【グループC】
9/7(水)
《28:00》
インテル vs バイエルン
バルセロナ vs ビクトリア・プルゼニ

◆鎌田がCLデビューへ〜グループD〜
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実力拮抗のグループDではヨーロッパリーグ王者フランクフルトに注目が集まる。とりわけCLデビューとなる鎌田のプレーに注目したい。昨季EL優勝に大きく貢献した鎌田はベンフィカへの移籍報道がありながらも残留。今季もフランクフルトで戦うことが決まった。ブンデスリーガでは早くも3ゴールを挙げて非凡な得点力を発揮しているが、CLの舞台でも躍動なるか。

グループD突破の本命であるトッテナムはマルセイユとホームで対戦する。コンテ体制2季目の今季は指揮官の要望する選手を集め、戦力の拡充に成功した。プレミアリーグでは手堅い試合運びで4勝2分けスタート。コンテ監督のサッカーが体現されている中、CLでも好スタートを切れるか。

対するマルセイユはサンパオリ監督の電撃退任に伴い、トゥドール監督を招へい。補強に関してはローマからMFヴェレトゥ、MFジェンギズ、マンチェスター・ユナイテッドからDFバイリーと実力者を補強。リーグ・アンでは5勝1分けとこちらも好スタートを切っているが、本命のトッテナムとの対戦でインパクトを残せるか。

【グループD】
9/7(水)
《25:45》
フランクフルト vs スポルティング
《28:00》
トッテナムvsマルセイユ