天皇杯準々決勝、セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島が7日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-2で広島が勝利した。

ラウンド8では、C大阪は名古屋、広島は群馬を下してベスト8に進出。前者は2年連続、後者は3年ぶりの準々決勝となる。

両チームは8月27日に行われたリーグ戦でも対戦しており、今回と同じ舞台であるヨドコウで広島が0-3で勝利した。これで広島はC大阪に対してダブルを達成。C大阪としては同じ相手に3連敗は許されない。

そのC大阪は直近のリーグ戦からスタメンを2人変更。対する広島は同じ11人を並べた。

先にゴールに迫ったのは広島。6分、茶島が右サイドを攻め上がり、マイナス方向へグラウンダーのクロス。森島がボックスへ飛び込み、ダイレクトでシュートを放ったが、辺り損なって枠の左へ。

一方のC大阪も、加藤がミドルシュートでゴールを狙えば、毎熊もヘディングシュートを枠に飛ばす。14分のCKの場面では、こぼれ球を鈴木がボックス手前からミドルシュート。強烈なシュートだったが、DFに跳ね返された。

やや攻め込まれた広島も19分、柏、佐々木、森島が絡み、得意の左サイド攻略。流れるようなパスワークでボックス左に走り込んだ松本に繋げたが、最後はクロスが相手に当たり、シュートで終われなかった。

その後はハイプレスとスペースを有効に使うC大阪がペースを握っていく。後手に回る広島は、佐々木がイエローカードを受けるなど劣勢を強いられる。

すると40分、C大阪は為田が左サイドから右足でクロスを上げると、アダム・タガートが頭で合わせてゴールイン。準決勝から導入されているVARチェックも済み、先制に成功した。

1点ビハインドで後半に向かう広島は、ベン・カリファ、松本、佐々木を下げて、エゼキエウ、川村、住吉を投入。立ち上がりから交代選手がそれぞれ見せ場を作る。

だが、優れた一発を持つC大阪は51分、味方のスルーパスに反応した加藤がゴール前に侵入。ボックス左でGKも躱したが、シュートには角度が小さく、枠に収めることができなかった。

直後にもアダム・タガートのシュートがサイドネットを叩いたC大阪に対して、広島は住吉が意表を突いたミドルシュートでGKキム・ジンヒョンを強襲。ブレ球がゴール左上を捉えたが、ここは弾き出された。

一進一退の攻防が続く中、広島は好守を見せていた茶島が負傷交代。代わりに野上が起用された。70分にはピエロスが下がり、ドウグラス・ヴィエイラがピッチへ。これで広島は交代枠を使い切った。C大阪もアダム・タガートと為田を下げて、山田とパトリッキを投入し、追加点を狙う姿勢を見せる。

以降もホームの声援を受ける桜軍団がペースを握る中、粘り強くパスサッカーを続けていく広島。すると86分、ボックス中央でキープしたドウグラス・ヴィエイラから塩谷にボールが渡ると、すかさずボックス左の柏へパス。柏は短いカットインから右足をコンパクトに振り抜くと、GKキム・ジンヒョンのニアを射抜いてゴールイン。土壇場で同点に追いついた。

だが、今季の広島はここで止まらない。迎えた後半アディショナルタイム、森島の献身的な守備から敵陣でボールを奪うと、右サイドからその森島がクロス。これがゴール前に飛び込んだ川村の頭にピタリと合い、逆転となる追加点を挙げた。

そして、試合はここで終了。川村の2試合連続決勝点で広島が劣勢のなかでC大阪を下し、公式戦8連勝で7年ぶりのベスト4進出を決めた。

セレッソ大阪 1-2 サンフレッチェ広島
【C大阪】
アダム・タガート(前40)
【広島】
柏好文(後41)
川村拓夢(後46)