10日、明治安田生命J2リーグ第35節の11試合が行われた。

首位の横浜FC(勝ち点67)は15位の栃木SC(勝ち点39)と対戦し、0-0のゴールレスドローに終わった。

前節のレノファ山口FC戦は2点差を追いつかれるというまさかの引き分けに終わった中、この試合は5バックを形成。ポゼッションしながら栃木に対して攻め込んでいく。

しかし、栃木のハードワークの前に苦戦。逆にボールを奪うプレスをかけた栃木が何度か決定機を作っていくがゴールは生まれない。

14分には相手CKからカウンターを仕掛けた横浜FCは、中村拓海のパスに伊藤翔が合わせにいくが、届かずゴールを奪えない。

その後も攻め込む一方で、栃木の集中した粘りの守備の前にゴールを奪えず。時間ばかりが経過する中、82分には途中出場の山下諒也のシュートがクロスバーに嫌われゴールならず。0-0で引き分けに終わった。

勝てば首位に浮上できる2位のアルビレックス新潟(勝ち点65)は、最下位のFC琉球(勝ち点29)と対戦した。

“声出し応援”が再開した新潟。およそ3年ぶりのチャントが戻ってきた中、前半は新潟ペースで試合が進む。

立ち上がりこそ落ち着かなかったが、徐々にペースを握ると何本もシュートを浴びせるが、ゴールには繋がらない。

ゴールレスで前半を終えた中、55分に動きが。渡邊泰基のロングスローから最後は高木善朗が蹴り込み、新潟が先制する。

残留のために負けられない琉球は、途中出場のサダム・スレイが活性化。しかしゴールを奪えないでいると、75分に伊藤涼太郎のパスから高木が追加点。さらに85分には途中出場のアレクサンドレ・ゲデスが加入後初ゴールを決めて3-0で勝利。首位に浮上した。

その他、上位では3位のファジアーノ岡山(勝ち点60)、5位のロアッソ熊本(勝ち点54)、6位の大分トリニータ(勝ち点52)が揃って勝利。一方で、監督交代に踏み切った4位のベガルタ仙台(勝ち点55)は大分との昇格争い直接対決で1-0と敗れ、5位に転落した。

また、残留争いも白熱。降格圏の21位・いわてグルージャ盛岡(勝ち点30)は、11位の水戸ホーリーホック(勝ち点46)と対戦。互いに譲らない展開となる中、お互いに決定力を欠いて引き分けに終わるかと思われた。

しかし91分、中村太亮のクロスに宮市剛が飛び込んでゴール。土壇場で6試合ぶりに勝ち点3を獲得し、降格圏を脱出した。

20位の大宮アルディージャ(勝ち点31)は13位のヴァンフォーレ甲府(勝ち点42)と対戦。甲府はクラブ史上初の天皇杯ベスト4入りを果たした一方で、中2日という過密日程での戦いとなった。

するとコンディション的に有利な大宮が立ち上がりに攻め込む。まずは5分、矢島慎也のアウトサイドのスルーパスをボックス内右で富山貴光がダイレクトシュート。これが決まり、大宮が先制する。

さらに25分にも大宮。相手陣内でボールを奪った柴山昌也がスルーパス。これに反応した富山が完全にフリーとなり、GKとの一対一を決め切り追加点を奪った。

その後はゴールがなかなか生まれなかったが、85分にはボックス付近で得たFKから大山啓輔がクロス。これを袴田裕太郎がヘッドで合わせて3点目を奪い、0-3で快勝した。

岩手、大宮が勝った中、19位のザスパクサツ群馬(勝ち点31)は14位の東京ヴェルディ(勝ち点41)と対戦し、1-1のドロー。新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性者が多く出ている中、控えにGKがいないという異例のメンバー構成に。それでも54分に川本梨誉のゴールで先制するも、58分に東京Vが'森田晃樹のゴールですぐさま同点に追いつく。その後は互いにゴールを奪えず、引き分けに終わって広角圏に転落した。

◆明治安田生命J2リーグ第35節
9/10(土)
いわてグルージャ盛岡 1-0 水戸ホーリーホック
ジェフユナイテッド千葉 1-0 ツエーゲン金沢
東京ヴェルディ 1-1 ザスパクサツ群馬
FC町田ゼルビア 0-1 レノファ山口FC
横浜FC 0-0 栃木SC
ヴァンフォーレ甲府 0-3 大宮アルディージャ
アルビレックス新潟 3-0 FC琉球
ブラウブリッツ秋田 0-0 徳島ヴォルティス
ファジアーノ岡山 2-1 モンテディオ山形
V・ファーレン長崎 1-3 ロアッソ熊本
大分トリニータ 1-0 ベガルタ仙台