11日、明治安田生命J1リーグ第29節は北海道コンサドーレ札幌vsジュビロ磐田が札幌ドームで行われ、4-0でホームの札幌が快勝した。

残留を争う12位・札幌(勝ち点31)と最下位・磐田(勝ち点23)。ライバルの下位チームは昨日のゲームで軒並みに引き分けに終わっただけに、是が非でも勝ち点「3」を取りたい両チームだったが、主導権を握ったのはホームの札幌だった。

まずは6分、ガブリエル・シャビエルがボックス手前で粘ってスルーパスを送り、左ポケットからの金子の折り返しに興梠が合わせる。

これは枠の左に外れたが、直後には歓喜。再びシャビエルのキープからボックス手前右でFKを獲得すると、福森が伝家の宝刀を抜く。コース、スピードともに完璧な左足のキックが壁を越えて右上に吸い込まれた。

勢いに乗った赤黒は自由にボールを回してなおも攻勢を強めると、21分に追加点を奪う。右サイドから田中駿汰が斜めのくさびを入れ、興梠がワンタッチで守備ラインの背後へ送ると、ボックス右から金子が折り返してシャビエルがタップイン。今季リーグ戦初ゴールを決めた。

札幌はさらに31分、ルーカス・フェルナンデスの左CKに福森が頭で合わせ、鈴木雄斗に阻まれたこぼれ球を田中が蹴り込んでネットを揺らす。ただ、ここはオン・フィールド・レビュー(OFR)の結果、J1通算主審100試合を達成した井上主審は札幌にハンドがあったと判定した。

効果的に前線へボールを運べない磐田は杉本がミドルで気を吐くも前半を無得点で終え、ハーフタイムに2枚替えを決行するも、依然として決定機を作るのは札幌だった。

オフサイドと判定はされたがキム・ゴンヒがネットを揺らせば、58分には菅の強烈な左足シュートが左ポストを直撃し、聞きなれない音を立てる。

劣勢の磐田は追い打ちを掛けるように、65分に途中出場のリカルド・グラッサが一発退場。ルーカス・フェルナンデスへタックルが足の裏を見せた危険な行為と判断された。

シャビエルの左ボレーも右ポストを叩くなど、チャンスはありながらもリードを広げられずにいた札幌だが、試合終盤の追加点で一気に勝負を決める。90分に高嶺がスパチョークとのワンツーを駆使して左ポケットへ侵入し、角度のない位置から左足でたたき込めば、追加タイム6分には途中出場の小柏が今シーズン初ゴールを決めて試合終了。

終始相手を上回った札幌が得失点差も大きくプラスし、今季初の連勝でJ1残留へ大きく前進した。

北海道コンサドーレ札幌 4-0 ジュビロ磐田
【札幌】
福森晃斗(前10)
ガブリエル・シャビエル(前21)
高嶺朋樹(後45)
小柏剛(後51)