プレミアリーグ第8節、ウォルバーハンプトンvsマンチェスター・シティが17日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのシティが0-3で勝利した。

前々節はアストン・ビラ相手に痛恨のドローとなったシティ。だが、チャンピオンズリーグ(CL)ではセビージャ、ドルトムントという難敵相手に連勝を飾り、きっちりバウンスバックを果たした。2週間ぶりとなるリーグ戦では曲者ウルブスのホームに乗り込んだ。

中2日と過密日程で臨んだこの試合では先発3人を変更。アケとギュンドアン、マフレズに代わってルベン・ディアス、ベルナルド・シウバ、フォーデンが起用された。

エリザベス女王に対する敬意に溢れる厳かなムードの中でスタートした試合は、いきなり王者がホームチームに牙をむく。

キックオフから50秒過ぎに左サイドからロドリ、デ・ブライネ、フォーデンとスムーズに右サイドへボールが展開される。そして、フォーデンのヒールパスで右サイドの深い位置を取ったベルギー代表MFがGKとディフェンスラインに完璧なグラウンダークロスを届けると、ニアのハーランドには合わずもファーから絞ってきたグリーリッシュがDFをブロックしながら左足で合わせた。

シチズンズの電光石火のいきなり動いた試合は早くも一方的な展開になるかに思われたが、ウルブスも失点直後には流れるような相手陣内での繋ぎからボックス左で仕掛けたゴンサロ・ゲデスがGKエデルソンを脅かすシュートを放つなど、ボールは握られながらも反撃の姿勢を示す。

しばらく受けに回る時間が続いたアウェイチームだが、絶好調の怪物がこの試合でも決定的な仕事を果たす。

16分、相手陣内左のハーフスペースでベルナルド・シウバからパスを受けたハーランドはそのままドリブルで内側に切り込むと、ファーを匂わせながら利き足とは逆の右足のグラウンダーシュートをゴール左隅のブラインドサイドに流し込んだ。なお、これで公式戦7試合連発のノルウェー代表FWは、加入からアウェイゲーム4試合連発となりプレミアリーグ記録を樹立している。

今季ここまで複数得点がない相手に対して、この2点目で大きく勝利に近づいたシティだが、安定したボールポゼッションに加えてネガティブトランジションも徹底されて全く隙を与えない。

すると、33分にはウルブスDFコリンズがグリーリッシュに対して足裏を見せた危険なキックを腹部に見舞い、一発退場。数的優位まで手にした。その後、やや省エネモードに切り替えたシティは危なげなくゲームをコントロールし、2点リードで試合を折り返した。

後半はラージ監督のハーフタイムの強烈な檄もあってか、ウルブスが数的不利を感じさせないアグレッシブな戦い方をみせ、押し込む入りに。しかし、ゲデスやポデンセらの最後の局面での精度が足りず、決定機まであと一歩という状況が続く。

一方、後半は失点こそないものの、思ったような戦い方ができないシティ。ピッチサイドのグアルディオラ監督も強い口調でピッチ内の選手に改善を要求する

そういった中、ハーランドの中央突破で最初の決定機を作り出すと、直後の69分には右サイドに流れたハーランドのキープから深い位置に抜け出したデ・ブライネが再び高精度のグラウンダークロスを供給。今度はニアに飛び込んだフォーデンが右足でうまく合わせてゴール左下隅へ流し込んだ。

この3点目で勝利を決定づけたアウェイチームは、フォーデン、デ・ブライネら主力を下げて控え選手を次々に投入。アルバレスとハーランドの2トップに、ストーンズを中盤で起用するなど、今後に向けたオプション構築を意識した戦い方にシフトした。

その後、ウルブスに一矢報いることを許さずに試合をクローズしたシティが、リーグ2試合ぶりの白星を飾ってインターナショナルマッチウィークの中断期間に入ることになった。