明治安田生命J1リーグ第30節の1試合が18日にノエビアスタジアム神戸で催され、ホームのヴィッセル神戸がガンバ大阪を2-1で下した。

17位の神戸と16位のG大阪による関西勢対決。今節もアンドレス・イニエスタを欠く神戸はベンチ入りの大迫が1カ月ぶりの公式戦メンバーに含まれ、G大阪は前節に脳しんとうの疑いで交代した三浦がこの大一番も最終ラインに入りしたほか、前節を欠場した小野瀬もサブからスタートした。

両軍の勝ち点差は神戸が1試合未消化ながら、わずか「1」。勝敗がどちらに転がるかで両チームの命運を大きく揺るがす一戦は戦前の予想通り、ボールを動かして崩そうとする神戸に対して、G大阪が守備からリズムを作ろうする入りになる。

立ち上がりから攻撃のイニシアチブを握った神戸はGK東口に対するファウルで認められなかったものの、10分に武藤がネットを揺らすシーン。中3日のゲームながら、ボールとともに人も動きをつけ、G大阪の守備ブロックを左右に揺さぶっていく。

そんな神戸だが、12分過ぎに今節もセンターバックの一角を務めるマテウス・トゥーレルが右足太もも裏を痛め、担架でピッチを後に。早くも小林の投入で1回目の交代を余儀なくされてしまったが、そのアクシデントにも動じず、優勢を続ける。

すると、25分にGK飯倉のロングキックを起点にして、武藤の落としから佐々木が右足フィニッシュ。さらに、26分にも酒井の敵陣左サイド深くからのクロスに武藤が左足ダイレクトで合わせていったが、いずれもGK東口の牙城を崩すに至らない。

守備がハマらず、自陣深くでの対応が続くG大阪だが、最後のところで踏ん張り、幾度か狙い通りのカウンターで反抗。そのなかで、ボールを奪い返して敵陣に攻め入る時間も作るが、崩しのところで息が合わないシーンが散見され、攻めあぐねる。

流れ的にゴールだけが足りない神戸は後半から小田とともに、切り札の大迫を送り込み、武藤との2トップでスタート。50分には昌子の身体を張ったカバーに阻まれるものの、さっそく小田のお膳立てから武藤に決定機が巡り、交代の効果を成す。

後半も我慢のG大阪だが、バイタルエリア左でFKを獲得した52分にオフサイドながらパトリックがネットを揺らすと、その3分後に先制点を奪取。齊藤の浮き球パスをボックス左の背後で受けた黒川の折り返しにレアンドロ・ペレイラが詰めた。

流れに反して先に失点して嫌なムードが漂う神戸だが、G大阪に惜しい攻撃を続けると、78分に敵陣右サイドでのFKからボックス右でイーブンボールを巡って武藤と途中出場の福田が交錯。VARからのOFRにより、神戸のPKチャンスが宣告される。

この同点機をキッカーの大迫がゴール左に決め切り、神戸が振り出しに。G大阪は86分にダワンと小野瀬を入れて巻き返しを図るが、90+3分に前がかったところで神戸がカウンターに持ち込み、小田、武藤の繋ぎからボックス中央の大迫が再び右足でネットを揺らした。

復帰戦の大迫が2発の神戸はG大阪との大一番を制して2連勝。1試合未消化分を残して17位から13位にジャンプアップして、降格圏を脱出した。一方、痛すぎる逆転負けのG大阪は3試合勝ちなしとなり、自動降格圏の17位に順位を落としている。

ヴィッセル神戸 2-1 ガンバ大阪
【神戸】
大迫勇也(後38、後45+3)
【G大阪】
レアンドロ・ペレイラ(後10)