チェルシーのアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチが、発表予定の自伝でトーマス・トゥヘル前監督に対して批判的な意見を述べているようだ。『ESPN』が伝えている。

自伝の中でアメリカ代表FWがトゥヘル監督の問題点としてピックアップしたのは、ビッグイヤーを掲げた2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝でのこと。レアル・マドリーとの対戦で、プリシッチは先発出場したファーストレグで先制ゴールを決めていた。

また、その試合後にトゥヘル監督からはセカンドレグでも先発で起用することを約束されたのだが、実際はベンチスタート。結果的に77分から出場し、1アシストで決勝進出に貢献した。

「あの試合の前の出来事は僕にとって非常に残念なことだった。ファーストレグではとても良いパフォーマンスができて、次の試合はリーグのフルアム戦だった」

「トゥヘルはセカンドレグに向けて僕を休ませると言って、実際にフルアム戦は1分もプレーすることはなかった。そしてセカンドレグ当日、トゥヘルから『気が変わったからカイ(・ハヴァーツ)でいく』と言われたんだ」

「正直、唖然としたし、かなり失望した。僕は先発を勝ち取ったんだと思ってたし、何よりそれは彼が約束してくれたことだった。だから残り25分ぐらいで交代出場させられた時は、もう気が動転していたよ」

ただ、その中でメイソン・マウントへのアシストを記録したプリシッチ。それはトゥヘル監督の指示を無視して生まれたものだったようだ。

「あのゴールの裏側は、(アントニオ・)リュディガーがボールを持った時、ボックス手前からシュートを打つのが見えたからマドリーの守備ラインの背後に走り出したんだ」

「でもその瞬間にサイドラインからからトーマス・トゥヘルが 『クリスチャン、ポケットから出るな、走るな!』と叫んでいるのが聞こえた。でも、僕はスペースを見つけてパスを受けられる気がして、そのまま走り続けたんだ」

指揮官の指示を聞かなかったことは賛否分かれるところだが、決勝進出を決定づけたマウントへのアシストについて24歳は「おそらく今までで一番のお気に入りだった」と語っている。