大金が毎回動き、その額も年々上昇しているヨーロッパの移籍市場。2012年以降の移籍市場で、評価額以上に資金を投入しているクラブが判明した。

スポーツ研究国際センターである「CIES Football Observatory」のが、過去10年間の移籍市場の各クラブの支出と、移籍前の選手の価値を比較するデータを元に、ヨーロッパの5大リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン)のランキングを作成した。

対象となるのは、移籍金が発生する取引のみ。過去10年間で選手の評価額よりも多くの金額を支払う、いわゆる「過払い」が最も多かったのはマンチェスター・ユナイテッドだった。

ユナイテッドは、33回の取引があり、その中で過払金は2億3800万ユーロ(約340億円)とのことだ。

2位のユベントスは36回の取引があり、2億3400万ユーロ(約334億2000万円)。この両クラブの差はほとんどない状況だ。

3位はパリ・サンジェルマン(PSG)で31回の取引で1億6200万ユーロ(約231億4000万円)、4位アストン・ビラの44回で1億4900万ユーロ(約212億8000万円)、5位レアル・マドリーの19回で1億4800万ユーロ(約211億5000万円)と続いた。

これのクラブは、悪く言えば「無駄遣い」をしているということ。もちろん、獲得後に選手が価値を上げることもあるため、一概には「無駄遣い」とは言えないが、適正な価格以上で多くの選手を獲得しているという事実は変わらない。移籍金が高騰化していく要員を作っているとも言える。

一方で、逆に節約をしているクラブもある。

最も「過払い」がないクラブは32回の取引があるアトレティコ・マドリーで、8200万ユーロ(約117億2000万円)。続いて、バルセロナの40回で4700万ユーロ(約67億2000万円)、セビージャの54回で4400万ユーロ(約62億9000万円)、フィオレンティーナの37回で3900万ユーロ(約55億7000万円)、ヘルタ・ベルリンの31回で3100万ユーロ(約44億3000万円)と続いている。

◆過去10年の移籍金過払いランキングトップ20
1位:マンチェスター・ユナイテッド/2億3800万ユーロ(約340億円)
2位:ユベントス/2億3400万ユーロ(約334億2000万円
3位:パリ・サンジェルマン/1億6200万ユーロ(約231億4000万円)
4位:アストン・ビラ/1億4900万ユーロ(約212億8000万円)
5位:レアル・マドリー/1億4800万ユーロ(約211億5000万円)
6位:チェルシー/1億3500万ユーロ(約193億円)
7位:アーセナル/1億2900万ユーロ(約184億4000万円)
8位:スタッド・レンヌ/1億1400万ユーロ(約162億9000万円)
9位:エバートン/9700万ユーロ(約138億7000万円)
10位:ドルトムント/7700万ユーロ(約110億円)
11位:ニューカッスル/7600万ユーロ(約108億6000万円)
12位:レスター・シティ/7400万ユーロ(約105億8000万円)
13位:リヨン/7100万ユーロ(約101億5000万円)
14位:サウサンプトン/7000万ユーロ(約100億円)
15位:ローマ/6700万ユーロ(約95億8000万円)
16位:ナポリ/6200万ユーロ(約88億6000万円)
17位:レバークーゼン/6100万ユーロ(約87億2000万円)
18位:モナコ/5700万ユーロ(約81億5000万円)
19位:リバプール/5600万ユーロ(約80億円)
20位:ウェストハム/5500万ユーロ(約78億6000万円)