YBCルヴァンカップ準決勝、アビスパ福岡vsサンフレッチェ広島の第1戦がベスト電器スタジアムで行われ、2-3で広島が勝利した。

準々決勝での福岡は新型コロナに見舞われ、ベンチはGK2人を含む3人〜4人しか揃えられないという緊急事態の中、ヴィッセル神戸に連勝し、史上初のベスト4進出を果たした。

一方の広島は、リーグ戦で首位に立つ横浜F・マリノス相手に連勝を収め、2戦合計5-2で準決勝へ。こちらは8年ぶりの舞台となる。

立ち上がりは互いにボールが落ち着かない展開が続く中、7分に広島のドウグラス・ヴィエイラが両チームを通じて初シュート。福岡は11分のFKでクルークスが強烈なシュートを放つが、壁に当たって枠の外に外れる。

だが、激しいプレッシングで徐々に広島が主導権を握ると迎えた22分、FKの流れから右サイドの満田がクロスを供給。前線に残っていた荒木が頭で折り返したところをドウグラス・グローリがクリアミスすると、見逃さなかった川村が頭で押し込んでネットを揺らした。

川村のルヴァンカップ初ゴールで先制した広島。その後もボックス左右のポケットを突いた攻撃や野津田のFKなどでゴールに迫りながら、相手にはシュートを打たせない牢固な守備で攻勢を維持していく。

結局、前半の被シュートをゼロに抑えた広島は後半立ち上がりのセットプレーで福岡を突き放す。49分、敵陣右サイドの位置から野津田が左足でクロスを上げると、ニアで合わせた塩谷のヘディングシュートがゴール右下に決まって追加点。広島はこれで2つ目のアウェイゴールを手にした。

それでもホームチームはさらに畳みかける。55分、相手がカウンターに出ようとしたところを左サイドで素早く奪い返し、前線を走る柏へ縦に展開。その横パスをボックス左で満田がさらに中央へ流し、最後は川村が左足一閃。見事にコントロールされたシュートがゴール右下に決まった。

大きく離された福岡はハーフタイムの交代を含めて70分までにすべての交代枠を使い切る。70分にはジョン・マリに代わって古巣対決の渡がピッチへ。

すると72分、途中出場のルキアンが右サイドからボールを運び、ゴール前にスルーパス。タイミングよく抜け出したフアンマがゴール前で受け、最後は華麗なループシュートでGKとの一対一を制した。

ここから息を吹き返したか、80分にかけてはルキアンが立て続けにシュートを放ち、広島ゴールを脅かす。対して、逃げ切りを図る広島は殊勲の川村や森島、ドウグラス・ヴィエイラを下げて、柴崎やベン・カリファ、そして古巣対決の松本らを送り込んだ。

後半の追加時間は6分。これが福岡にもう1点もたらす。自陣のFKでGK村上がロングボールを放り込むと、三國が頭で繋いでボールはボックス右のルキアンの下へ。さらにここから田邉がスイッチしてグラウンダーでクロスを供給。最後はフアンマが押し込んで1点差とした。

しかし、福岡の反撃はここまで。結果としてアウェイで3ゴールを持ち帰ることになった広島がホームでの第2戦に向けてアドバンテージを得ている。

福岡 2-3 広島
【福岡】
フアンマ・デルガド(後27)
フアンマ・デルガド(後49)
【広島】
川村拓夢(前22)
塩谷司(後4)
川村拓夢(後10)