2021年夏、世界中が驚いたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ退団。一生別れることはないと思われた両者が、袂を分つこととなってしまった。

その要因の大きなものは、バルセロナが抱えていた多額の負債。そして、メッシとの契約交渉において決裂したことがある。

クラブとの契約問題はその1年前にも怒っていたが、最終的には残留。2021年夏にも一度はクラブに残ることを決断したメッシだったが、負債の影響で再契約できずに退団が決定。程なくして、パリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍した。

PSGでの1年目は、予想通り苦労したメッシ。しかし、2年目の今シーズンはチームにもフィットしたのか、結果を残している。

ジョアン・ラポルタ会長は、メッシとの再契約を約束。PSG退団後にバルセロナに戻す意向があることを公言している。

一方で、恨まれるべきはジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長。クラブがとんでもない額の負債を抱えたことや、選手との契約の問題もほとんどがバルトメウ前会長が作ったものだった。

そんな中、スペイン『エル・ムンド』が2020年夏にメッシがバルトメウ前会長に宛てた退団を求めるブロファックスを入手したとのこと。スペイン『アス』がメッシが求めた内容の一部を公開した。

・2023年までの契約。メッシの一方的な延長オプション付き
・20%減額の固定給与。次の2シーズンで 20%を3%の利息で回収
・メッシとスアレスの家族のためのカンプ・ノウのボックス
・契約が終了した場合、繰り延べられた給与の利息付きの支払い
・2023年に1000万ユーロの契約ボーナス支払い
・給与に影響を与えないように税金が引き上げられた場合の給与の増加
・7億ユーロのバイアウト条項を撤廃し、象徴的な金額の1万ユーロに引き下げる
・バルセロナのアシスタント、ペペ・コスタの更新
・ロドリゴ・メッシ(実兄)にクラブが支払うべきコミッションを支払うという誓約書にサインする

いずれの要求も法外なものではなく、メッシであれば合理的であり、大きな問題とは思われないものとなっている。

しかし、バルトメウ前会長は、条項の削減と1000万ユーロの契約ボーナス支払いを拒否したとのこと。これがキッカケで、退団を考えるようになったと見られている。

なお、一部メディアでは『エル・ムンド』がこの文書を手にしているのはバルトメウ前会長陣営がメッシのブランド価値を落とそうとし、情報を徐々に公開していると指摘。泥沼の状況はまだまだ続いてしまいそうだ。