フィテッセは26日、フィリップ・コクー氏(51)の監督就任を発表した。契約は2024年までの2年間となる。

同クラブでは先日、トーマス・レッシュ監督がボーフムに引き抜かれた。同監督は2020年5月にフィテッセの監督に就任すると、リーグ戦で4位と6位という安定した成績を残したうえ、2020-21シーズンはKNVBカップ準優勝、昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグでは初代王者ローマを苦しめてのベスト16敗退と、カップ戦においても確かな手腕を発揮していた。

その後任を託されたのは、現役時代にフィテッセで137試合に出場したコクー氏だ。オランダ代表としても101キャップを誇った同氏は、引退した2008年からオランダ代表や古巣PSVのアシスタントコーチを歴任し指導者キャリアをスタート。2012年3月にはフレット・ルッテン監督の解任に伴い、PSVの暫定監督に昇格し、シーズン終了後に正式就任した。

2018年夏まで指揮を務めたPSVでは、3度のエールディビジ優勝に導く手腕で、通算220試合144勝36分け40敗という戦績を残した。しかし、直後に就任したフェネルバフチェでは、リーグ開幕から10試合で2勝しか挙げられず、わずか4カ月で解任の憂き目に遭っていた。

さらにその後は、およそ1年間の休息を経て、2019年夏にダービー・カウンティの監督に就任。1年目はチャンピオンシップで10位フィニッシュとなったが、開幕11試合で1勝3分け7敗の最下位に沈んでいた2年目半ばに解任されていた。

そしてこの度、4年ぶりにオランダに復帰し、フィテッセには実に27年ぶりの帰還となるコクー新監督。開幕から1勝2分け4敗のチーム状況を憂いながらも、かつて5年過ごしたクラブへの復帰を喜んでいる。

「フィテッセはスポーツマンシップに溢れた温かいクラブで、選手時代には素晴らしい思い出がある。今、監督としてここに戻ってこられたことは、私の大きな誇りだ。私にとって今最も適したクラブだ」

「もちろん、チームが難しい状況にあることはわかっているが、選手の質を信じているし、チームやスタッフと一緒にスタートすることを楽しみにしているよ」