明治安田生命J1リーグ第31節、サンフレッチェ広島vs浦和レッズが1日にエディオンスタジアムで行われ、4-1で広島が勝利した。

まだ優勝の可能性を残す3位の広島は、中断前の2試合は川崎と名古屋相手に1敗1分けでやや足踏み。ただ、以降に行われたルヴァンカップでは福岡を下して8年ぶりの決勝進出を決めた。

対する浦和もリーグ戦ここ2試合は1分け1敗。C大阪との対戦となったルヴァンカップでは、ホームで屈辱の4失点を喫して敗退となった。

試合前には広島の佐々木のJリーグ通算250試合出場が祝福された中、先にチャンスを迎えたのはその広島。9分、左CKのこぼれ球を1カ月ぶりの出場となった茶島がミドルシュート。GK西川に弾かれたところにドウグラス・ヴィエイラが詰めたが、わずかに右に外れた。

浦和も15分にCKからチャンス到来。左から岩尾がインスイングのクロスを送ると、ファーサイドで松尾がヘディングシュート。ここは右に外れたが、今季の浦和はセットプレーから最多の22得点、かたや広島は最少の4失点というスタッツを持っている。

そんな両チームの一戦は意外な形で動き出す。22分、最終ラインでパスをつなぐ浦和に森島が猛然とプレスをかけると、ゴール前まで下がっていた岩尾のパスミスを誘発。GKへのパスが短くなったところを奪い、シュートは一度GK西川に止められたものの、粘り強くつま先で押し込んでネットを揺らした。

25分にも茶島が決定機を迎えるなど、先制点の前後で攻勢を続ける広島。浦和は相手の堅守に阻まれ、なかなかゴールに近づくことができなかったが、終盤に松尾のアシストから大久保にビッグチャンス。しかし、ボックス右から左足で放ったシュートは、GK大迫のファインセーブに遭った。

後半に入っても広島が激しいプレスで主導権を握る展開に。シュート数こそ伸びないものの、敵陣でのプレー時間を増やして攻勢を維持する。すると迎えた62分、左CKの場面でこぼれ球を茶島がミドルシュートで狙うと、相手に当たったボールがボックス右へ。ここから森島がワンタッチで素早くクロスを送り、最後は荒木が滑り込みながら追加点を挙げた。

さらに、飲水タイムを挟んだその9分後には、敵陣中央で相手のパスを奪った川村の鋭い縦パスがボックス左の満田に渡り、またも決定機に。トラップで縦に相手を躱して満田は迷わず左足一閃。強烈な一発がゴール左上に突き刺さり、ホームチームが3点目を決めた。

リーグ戦では4試合ぶりの3ゴールと気を吐く攻撃陣。一方で守護神も見せ場を作る。75分、ユンカーにボックスへの侵入を許したピンチの場面で、折り返しを受けた途中出場のリンセンのシュートを至近距離でストップ。さらにリンセンにこぼれ球を頭で押し込まれたが、大迫はここも掻き出して見せた。

千載一遇のチャンスを逃した浦和。だが、このCKで大久保がショートコーナーで右サイドからクロスを入れると、ニアでリンセンがフリックしたところを柴戸が頭でねじ込んで1点を返した。

なんとか一矢報いた浦和だが、広島はさらに強かさを見せる。83分、敵陣中央の左寄りで獲得したFKのシーン。やや距離があるためクロスが予想されたが、それを逆手にとった満田が意表を突いてシュートを選択。これにはGK西川も反応が遅れ、シュートはゴール左に決まった。

これで勝負を決めた広島は、最後はユンカーのシュートをGK大迫がきっちり決めて4-1で勝利。3試合ぶりの白星を手にした。

広島 4-1 浦和
【広島】
森島司(前22)
荒木隼人(後17)
満田誠(後26)
満田誠(後38)
【浦和】
柴戸海(後31)