ヨーロッパリーグ(EL)のグループA第3節、アーセナルvsボデ/グリムトが6日にアーセナル・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが3-0で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は先発フル出場した。

チューリッヒとの初戦を白星で飾ったアーセナルは、第2節のPSV戦が開催延期となった中、ノルウェー王者を相手に連勝を狙った。インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったトッテナムとのダービーに3-1の快勝を収めたチームは、今週末にリバプールとのビッグマッチを控える中で大幅なターンオーバーを敢行。ガブリエウ、マルティネッリ、ジャカを除く先発8人を変更し、冨安やホールディング、ファビオ・ヴィエイラ、エンケティアといったメンバーを起用した。

右サイドバックに入った冨安と右ウイングのマルキーニョスを起点に押し込む入りとなったアーセナル。開始5分にはボックス手前で仕掛けたエンケティアが右足のコントロールシュートを狙うが、これはわずかに枠の右へ外れる。さらに、9分にはティアニーの攻撃参加からゴール前で混戦を作ると、ファビオ・ヴィエイラにビッグチャンスも左足のボレーシュートはクロスバーを叩いた。

以降も安定したボール回しに加え、切り替えの速さでも相手を圧倒してボールと共に試合を支配するアーセナル。すると、23分には自陣深くからのカウンターで中央のマルティネッリがドリブルで局面を打開。左サイドのスペースに走り込むティアニーに繋ぐと、そのままボックス内に侵入したスコットランド代表が左足を一閃。この鋭いシュートは右ポストを叩くが、ゴール前で撥ね返りに反応したエンケティアがワンタッチで流し込んだ。

幸先よく先制に成功したホームチームは28分、右CKの二次攻撃から右サイドでこぼれ球を巧みなタッチで収めたファビオ・ヴィエイラが左足で正確なクロスを供給。これを中央で攻め残っていたホールディングがヘディングでゴール左隅へ流し込んだ。

前半半ば過ぎの畳みかける攻めで一気に2点を奪ったアーセナルは、引き続きボールを握りながら冷静にゲームコントロール。ボールを奪いに出てくる相手をうまくいなしながらゴールへ迫る。ファビオ・ヴィエイラのボックス内への抜け出しやジャカのFKで際どいシーンを作り出したが、相手GKの好守などもあり試合を決める3点目とはならず。

それでも、幾度かカウンターからチャンスシーンを与えたものの、連動した守備で相手の攻撃にしっかりと対応して2-0のスコア以上の実力差を見せつける前半45分となった。

迎えた後半、開始直後にボックス内のジャカがGKにファインセーブを強いる決定的なシュートを放つなど、集中した入りを見せるホームチーム。その後、しばらくはボデ/グリムトの攻勢を受ける形となるが、相手のシュート精度にも助けられて凌いでいく。57分にはボックス内でペレグリーノに枠内シュートを許すが、ここはGKターナーがファインセーブで防ぐ。

少し相手に流れが傾き始めた中、アルテタ監督は58分に3枚替えを敢行。ジャカとマルティネッリ、マルキーニョスを下げてウーデゴール、サカ、ガブリエウ・ジェズスと主力3人をピッチへ送り込んだ。ただ、この交代策で流れを完全に引き戻すには至らない。

失点こそ免れるものの、相手に攻め込まれる状況が続くアーセナルは70分にティアニーを下げてホワイトを投入。この交代で冨安が左サイドバックにポジションを移した。79分にはウーデゴールの正確なラストパスから久々に決定機が訪れるが、ボックス右に抜け出したエンケティアのシュートは大きく枠を外れて3点目とはならず。

それでも、84分にはボックス左のゴールライン際で複数のDFを鮮やかにかわしたジェズスの圧巻の突破からの折り返しを、ゴール前でフリーのファビオ・ヴィエイラが冷静に流し込み、エースの個人技から待望の3点目が生まれた。

これで勝利を決定づけたアーセナルはこのまま3-0のクリーンシートで試合を締めくくり、グループリーグ2連勝を達成。週末のリバプールとのビッグマッチに大きな弾みを付けた。