ヨーロッパリーグ(EL)グループA第5節、PSVvsアーセナルが27日にPSVスタディオンで行われ、ホームのPSVが2-0で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は74分までプレーした。

グループリーグ4連勝で首位をキープしたアーセナル(勝ち点12)は、今節の引き分け以下でラウンド16進出を決められる状況。2位のPSV(勝ち点7)のホームに乗り込んだ一戦では1-1のドローに終わった直近のサウサンプトン戦から先発5人を変更。サカやガブリエウ・ジェズス、トーマスがベンチスタートとなり、ファビオ・ヴィエイラ、サンビ・ロコンガ、エンケティアをスタメン起用。冨安は右サイドバックで先発に名を連ねた。

立ち上がりからボールを握るアーセナルだが、コンパクト且つ強度が高いPSVの守備に苦戦。押し込みながらもなかなかフィニッシュまで持ち込めない。

逆に、シャビ・シモンズを最前線に配置し、より流動的なPSVの攻撃に対して前回対戦よりも手を焼く。開始9分にシャビ・シモンズのミドルシュートでGKラムズデールがセーブを強いられると、19分には最終的にオフサイドとなったが、裏抜けしたガクポにループシュートでゴールネットを揺らされるシーンも招く。

その後、21分にファビオ・ヴィエイラの右クロスからエンケティアのヘディングシュートで最初の決定機を作り出したアーセナルは、直後のセットプレーでもニアに飛び込んだ冨安がヘディングシュートを放つ。徐々にリズムを掴み始めた中、38分にはボックス手前まで上がっていた冨安のヘディングパスから決定機。ボックス左で胸トラップしたマルティネッリが右足ボレーシュートを狙うが、これは枠を捉え切れない。

すると、42分には前半最大のピンチが訪れる。後方からのフィードに反応したエル・ガジのヘディングの落としに反応したシャビ・シモンズにボックス内へ持ち込まれると、センターバック2枚が剥がされてゴール前で右足のシュートを流し込まれる。だが、この場面ではエル・ガジの抜け出しのタイミングでのオフサイドが取られて事なきを得た。

最低限のゴールレスも難しい展開となった前半を経て試合は後半に突入。勢いを持って入ったアーセナルはエンケティア、ティアニーと立ち上がりから続けてフィニッシュの場面を作り出すが、時間の経過と共にルーク・デ・ヨングを投入したPSVに押し返される。

55分に冨安がガクポに背後を取られて際どいシュートを浴びると、直後の56分には自陣左サイドでのスローインを撥ね返されて中央のデ・ヨングに巧みなキープからボックス左に走り込むフェールマンにラストパスを許すと、これをフェールマンに冷静にゴールネットへ流し込まれる。

ビハインドを負ったアウェイチームは直後にサンビ・ロコンガ、ウーデゴールを下げてサカとトーマスの主力2選手を同時投入。だが、63分にはガクポの左CKに対してGKラムズデールが痛恨のパンチングミス。後方に控えていたデ・ヨングに無人のゴールにヘディングシュートを叩き込まれた。

これでより厳しくなったアルテタのチームは、ホールディングを下げてジェズスを投入。より攻撃的な[3-4-3]の布陣に変更。だが、この交代策も即効果発揮とはならず、逆に守備のバランスが崩れたところを相手に突かれてあわや3失点目というピンチを招く。

その後、74分には冨安とティアニーを下げてホワイト、ガブリエウを投入し、プレータイムのコントロールと共に崩れた守備バランスの立て直しを図るアーセナル。78分にはボックス内でジャカのシュートのこぼれ球に反応したエンケティアに決定機も、このシュートはGKの好守に阻まれる。

何とか追いつきたいアーセナルだが、試合終盤はフレッシュな選手の投入で逃げ切りを図るホームチームの老獪な試合運びを前に決定機まで持ち込むことができず。今季の公式戦初めての無得点で今季EL初黒星を喫した。

この結果、今節で突破を決めたPSVに勝ち点2差に迫られたアーセナルは、首位通過に向けて最終節での勝利が自力での首位通過の条件となった。