明治安田生命J1リーグ第33節、アビスパ福岡vs柏レイソルが29日にベスト電器スタジアムで行われ、ホームの福岡が2-1で勝利した。

前節、北海道コンサドーレ札幌に勝利し、残留圏内の15位に浮上した福岡。今節の先発はジョン・マリに代えてファンマを起用し、システムも引き続き [3-4-2-1]を採用している。

一方、前節はセレッソ大阪との試合をゴールレスドローで終え、リーグ戦8試合勝利がない柏は、北爪、ドウグラスに代えて川口、武藤を先発に起用。システムは前節までの[3-4-2-1]から[3-1-4-2]に変更し、細谷と武藤が2トップを組む形をとっている。

立ち上がり、ホーム最終戦で残留を決めたい福岡がいきなりスコアを動かす。4分に中央へ下がってきたファンマの展開から、左サイドを抜け出した志知がドリブルで持ち運びボックス内にクロスを送ると、山岸がボレーシュートを叩き込み先制に成功した。山岸はこれでシーズン2桁ゴールを達成している。

先制の勢いに乗る福岡は、前線のルキアン、フアンマが精力的な守備でプレッシャーをかけ流れを維持。10分にはフアンマとのコンビネーションから左サイドを抜け出した山岸がシュートを狙ったが、これは枠を外れた。

出鼻をくじかれた柏も徐々に落ち着きを取り戻してボールを握ると、マテウス・サヴィオの個人技などでゴールに迫るが、福岡守備陣の集中したブロックを崩すまでには至らない。序盤の勢いは失いつつあった福岡も、30分にはCKに奈良が頭で合わせたが、枠内を捉えることはできなかった。

終盤にかけて再び相手を押し込み始めた福岡は44分、右サイドでスローインの折り返しを受けた湯澤がボックス内にクロス。中央で完全にフリーとなっていたフアンマがこれをヘディングで叩き込み、貴重な追加点を挙げて前半を終えた。

後半、柏は流れを変えるため3選手を交代すると、これが早速結果につながる。47分に左サイドの小屋松からのクロスをボックス内でマテウス・サヴィオが落とすと、途中交代の戸嶋が豪快なミドルシュートを突き刺し、1点を返すことに成功した。

前半とは打って変わって柏がアグレッシブな姿勢を見せたこともあり、試合は激しさを増す展開に。65分には相手の背後をとった真家がシュートを狙うが、これは大きく枠外に外れる。一方の福岡も73分にフアンマの突破から最後はルキアンがシュートを放ったが、柏の身体を張った守備にブロックされた。

小屋松を中心に攻勢を仕掛けながらも、前線から厳しいプレッシャーかけてくる福岡を前に、チャンスまでは作り出せない柏。87分には小屋松のクロスに真家がダイビングヘッドを試みるも、GK村上に冷静にキャッチされる。

何とか逃げ切りを図りたい福岡は、波状攻撃の柏に対して全員守備で対応。最後まで決定機を作らせず、2-1で勝利した。

福岡はこれで自動降格の可能性がなくなる大きな一勝に。一方の柏は9試合未勝利に陥り、浮上の兆しが見られないまま最終節を迎えることになる。

アビスパ福岡 2-1 柏レイソル
【福岡】
山岸祐也(前4)
フアンマ・デルガド(前44)
【柏】
戸嶋祥郎(後2)