ヨーロッパリーグ(EL)グループE最終節、レアル・ソシエダvsマンチェスター・ユナイテッドが3日にアノエタで行われ、アウェイのユナイテッドが0-1で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英は負傷欠場した。

今グループステージ唯一の5連勝を飾ったソシエダ(勝ち点15)は首位で最終節を迎えた。ただ、負傷者に悩まされるチームは直近のベティス戦を0-2で落とし、リーグ戦では今季初の連敗中。引き分け以上でラウンド16ストレートインを決められる重要な一戦ではシルバらと共に肩の脱臼からの回復を目指す久保がベンチ外となった。

対するユナイテッド(勝ち点12)は直近の4連勝によって逆転での首位通過の可能性を残して敵地へ乗り込んだ。ラッシュフォードのゴールを守り切って競り勝った直近のウェストハム戦からは先発3人を変更。マグワイア、エランガ、ラッシュフォードに代えてリンデロフ、ガルナチョ、今季初スタメンのファン・デ・ベークをトップ下に置き、ブルーノ・フェルナンデスを右ウイングに配置した。

立ち上がりからボールの主導権争いが続く。その流れで序盤はホームチームがやや優勢に試合を進めていくが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができない。

一方、マイボール時はなかなか効果的にボールを前進させらないユナイテッドだったが、ファーストチャンスをゴールに結びつける。17分、GKデ・ヘアからのロングボールを右サイドで競ったB・フェルナンデスが中央のスペースに落とすと、これを回収したクリスティアーノ・ロナウドがボックス左へ走り込むガルナチョへ丁寧なラストパスを通す。そのままスピードに乗ってゴール前に運んで18歳のアルゼンチン人FWはGKレミロの肩口を狙った見事な左足のシュートを突き刺し、嬉しいトップチーム初ゴールとした。

なお、18歳125日での欧州コンペティション初ゴールのガルナチョは、1964年のジョージ・ベスト(18歳158日)を抜きクラブの外国籍選手で歴代最年少得点者となった。

これで均衡が破れるも、依然として首位通過へアドバンテージを持つソシエダは、極端に前がかりな戦い方を見せることなくバランスを維持しながらセルロートのキープ力や、ライン間にうまく顔を出すパブロ・マリンを起点にチャンスを窺う。

対するユナイテッドは相手にボールを持たれながらも、カゼミロやマルティネスを中心にソリッドな対応で撥ね返しながら、初ゴールで自信みなぎるガルナチョの左サイドを起点に追加点に迫る。

その後、前半終盤の40分過ぎにはユナイテッドがバックラインのミスを突いたロナウドがループシュートでゴールに迫るも、これを枠に飛ばせず。その直後にはソシエダがゴロサベルのハーフボレー、こぼれに詰めたマリンのシュートで同点に迫るが、ここはGKデ・ヘアの圧巻の連続セーブに阻まれ、互いにチャンスを生かし切れなかった。

後半は前半の流れを踏襲するように拮抗した展開が続く。互いに深い位置までボールを運ぶものの、最後の場面でひと工夫が足りない。

これを受け、両ベンチは60分付近に動く。ユナイテッドは58分にファン・デ・ベーク、リンデロフを下げてマクトミネイ、ラッシュフォードを同時投入。並びを[3-3-3-1]に変える。対するソシエダはゴロサベルとマリンを下げて同ポジションにエルストンド、ロベルト・ナバーロとフレッシュな選手を投入した。

攻撃的な交代策でゴールをこじ開けたいユナイテッドだったが、連戦の疲労と慣れない布陣の影響でなかなかリズムを掴み切れない。逆に、よりシンプルにカウンターを狙うソシエダにうまく引っくり返されてセルロートやカルロス・フェルナンデスと2トップにフィニッシュまで持ち込まれる場面が散見される。

後半に入って決定機が作れないユナイテッドは、83分にガルナチョとエリクセンを下げてフレッジとマグワイアを投入。一連の交代でマグワイアを最前線に上げてパワープレーを敢行したアウェイチームだが、5バックに移行して逃げ切りに入ったホームチームの堅守を最後までこじ開けることはできなかった。

この結果、試合には敗れたものの、グループリーグの得失点差で逃げ切ったソシエダが首位通過を決定。一方、ユナイテッドは5連勝でグループリーグを終えたものの、2位通過でプレーオフに回ることになった。