明治安田生命J1リーグ第34節、柏レイソルvs湘南ベルマーレが5日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ。2-1でアウェイの湘南が勝利を収めた。

シーズン序盤は上位争いを演じながらも、現在は7位にとどまる柏。ホーム最終戦で10試合ぶりの勝利を期する今節は、出場停止の上島に代わって最終ラインには土屋が入り、ツートップの一角には真家と、若手を積極起用した。

引き分け以上で自力での残留が決まる湘南は、9月以降スタメンが続いていた中野がベンチからのスタートに。左のウイングバックは9試合ぶりに畑が務め、2トップは古巣対戦の瀬川と得点王争い渦中の町野が組んだ。

サイドの深い位置へのロングボール、ないしはショートカウンターから活路を見いだす両チーム。湘南は14分、左の裏を取った平岡の折り返しに町野が合わせ、4分後には畑のクロスから瀬川がヘディングを放つ。

対する柏も21分。左サイドの敵陣中央からマテウス・サヴィオが斜めのスルーパスを送り、小屋松がボックス左へ抜け出してシュート。ここは、タイミングよく距離を詰めたGK谷に軍配が上がった。

次第に湘南ペースへと傾いた試合は41分、ここも山本が最終ラインから左のバイタルエリアを狙って長いボールを送ると、斜めのランニングをしたタリクがバウンドしたボールを頭でそらし、町野が収める。エースストライカーは土屋をはがし、ペナルティアーク左から右足でのコントロールショットを右隅へ流し込んだ。

町野の今季13得点目で先制した湘南は、後半のファーストプレーでも追加点を奪う。柏がキックオフから2本のパスで最終ラインまで戻したところへタリクが猛然のプレッシングを掛け、古賀のパスをブロック。こぼれ球を自ら回収してスルーパスを送ると、右ポケットへ走り込んだ瀬川が仕上げた。

出はなをくじかれた柏は、52分に土屋に代えて細谷を投入し、[3-5-2]から[4-4-2]へシステム変更すると、この策が的中。テンポの良いワンツーで中央を攻略し、小屋松のパスから細谷がシュート。GKが弾いたボールに反応した小屋松のヘディングが、GK谷に触れられながらもゴールに吸い込まれた。

サイドの優位性を確保した柏は、最終ラインに落ちた大南や三丸にミドルシュートのシーンが生まれるなど、攻撃にも厚みが増した。

そして74分。柏一筋でプロ20年、今季限りでの引退を表明している大谷秀和も現役最後のピッチへ。古賀からキャプテンマークを託され、赤い腕章を左腕に巻いてゲームに入った。

勢いに乗る柏の前に、終盤は守勢の時間が続いた湘南だったが、最少失点にとどめてかろうじて逃げ切り勝ち。連勝で自力J1残留を勝ち取った。

柏 1-2 湘南
【柏】
小屋松知哉(後9)
【湘南】
町野修斗(前41)
瀬川祐輔(後1)