プレミアリーグ第15節、マンチェスター・シティvsフルアムが5日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが2-1で勝利した。

前節、レスター・シティとの接戦をデ・ブライネの圧巻の直接FK弾によって競り勝ちリーグ連勝を飾った2位のシティ。消化試合となったチャンピオンズリーグ(CL)でもセビージャ相手にCL最年少先発得点記録を樹立した17歳DFリコ・ルイスの活躍などで3-1の逆転勝利を飾った。

週明けに行われるEFLカップでチェルシーとのビッグマッチを控える中、7位のフルアムをホームで迎え撃った一戦ではセビージャ戦で温存した守護神エデルソン、ストーンズやカンセロ、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバが先発に復帰。また、負傷明けのハーランドがベンチに入った。

立ち上がりからボールを握って押し込むシティは、波状攻撃からアルバレスのヘディングシュートでいきなりゴールに迫る。さらに、9分にはデ・ブライネが強烈なミドルシュートを枠の左へ飛ばすが、これはGKレノの好守に阻まれる。

以降も良いリズムで試合を進めると、16分には中盤でのボール奪取から前向きでボールを持ったギュンドアンがDFリームを巧みな動き出しで外したアルバレスへ完璧なスルーパスを供給。そのままボックス右に抜け出したアルバレスがクロスバーの内側を掠める強烈な右足シュートを突き刺し、公式戦2試合連続ゴールとした。

自分たちの流れでリードを手にしたホームチームは、失点後もあまり前からボールを奪いに来ない相手に対してストレスなくボールを動かしながらゲームをコントロール。25分にはFKの流れからストーンズがタップインでゴールネットを揺らすが、その前のロドリのオフサイドを取られて追加点とはならず。

すると、この直後には試合の流れを大きく左右するアクシデントが発生。26分、相手のカウンターからボックス内へ抜け出そうとしたハリー・ウィルソンをDFカンセロが斜め後ろからショルダーチャージで倒すと、このプレーに対してPKが与えられる。さらに、厳しい判定ながらも決定機阻止でのレッドカードが掲示された。

このPKをアンドレアス・ペレイラに決められて数的不利を背負ってイーブンの展開に持ち込まれたシティだったが、圧倒的なボールスキル、ポジショニング、連携によって以降もボールの主導権を掌握。70%を超えるボール支配率を維持して押し込む続ける。

37分にはデ・ブライネのスルーパスに抜け出したアルバレス、43分には鮮やかなカウンターで左からのカットインを仕掛けたグリーリッシュが続けて際どいシュートを放つ。さらに、前半終了間際にはセットプレーからゴール前のアカンジに続けて決定機が舞い込むが、ここはGKレノの好守に阻まれた。

結局、1-1のイーブンで試合を折り返したグアルディオラのチームは後半も同じメンバーでスタート。大きく戦い方を変えないフルアムを相手にボールを握って押し込む形を継続していく。

なかなか決定機まで持ち込めない状況が続く中、シティベンチは64分に2枚替えを敢行。グリーリッシュとアルバレスを下げてフォーデンと、公式戦3試合ぶりの復帰となる切り札ハーランドを同じポジションに投入した。

この交代で攻め方に幅が生まれたシティは、ハーランドが続けてボックス内でフィニッシュに顔を出すが、投入後即ゴールとはならない。さらに、74分にはカウンタープレスからボックス手前左でボールを受けたデ・ブライネが完璧なクロスを入れると、これをゴール前のハーランドがヘディングで流し込む。だが、勝ち越しゴールかに思われたこのプレーはVARによるオフサイド判定で認められず。

この絶好機を逸したシティは、引き分けを良しとして守備的な交代カードを切って守備の強度を維持するフルアムに苦戦。疲労や焦りからイージーなミスも散見される。

その後、1-1のまま試合は5分が加えられた後半アディショナルタイムに突入すると、2連覇中の王者が土壇場で見事な勝負強さを発揮した。93分、ボックス内で足元にボールを収めたデ・ブライネが鮮やかなターンでDFロビンソンのファウルを誘ってPKを獲得。このプレッシャーがかかるPKをキッカーのハーランドは、GKレノに読まれながらもきっちり決め切った。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、カンセロの退場によって大苦戦を強いられながらも圧巻の勝負強さを発揮したシティがリーグ3連勝で暫定首位に立ち、翌日にチェルシー戦を控える首位のアーセナルにプレッシャーをかけている。