J1参入プレーオフ2回戦のロアッソ熊本vsモンテディオ山形が6日にえがお健康スタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。結果、リーグ戦上位の熊本が入れ替え戦に臨むことになった。

今季のJ2で4位の熊本と6位の山形による一戦。プレーオフ1回戦では、熊本は5位の大分と2-2のドローに終わったが、リーグ戦上位のアドバンテージを生かして勝ち上がり。一方の山形は3位のファジアーノ岡山を3-0で下し、駒を進めた。

昨日にはJ1最終節が行われ、このプレーオフの勝者と戦う相手は京都サンガFCに決定。順位上、今回も上位の熊本が引き分け以上で京都への挑戦権を得ることができる中、互いに1回戦と同じスタメンを並べた両チームの一戦は、序盤から点の奪い合いとなる。

立ち上がり6分に山形は加藤のミドルシュートがGK佐藤を強襲すれば、12分には熊本の平川も山形GK後藤の好セーブを強いる強烈なミドルシュートを浴びせる。

するとそのCKで初めて試合が動く。右からキッカーの杉山が左足でクロスを入れると、イヨハがマーカーを振り払いながら頭で合わせ、ネットに突き刺した。

この先制点で熊本が大きく有利に。しかし、岡山戦からの下克上を狙う山形もすぐに取り返す。17分、波状攻撃を仕掛ける中で、山田康太を起点にワンタッチの小気味良いパスワークを展開。南の縦パスをボックス右の半田がダイレクトで後方に落とし、最後は走り込んだ山田康太が左足一閃。ややアウト回転のかかったグラウンダーのシュートがゴール左に決まった。

これで試合は振り出しに。ただ、ここからは同点弾で勢いに乗るアウェイチームが相手を押し込んでく。その中で24分、敵陣でプレッシャーをかけると、南が高い位置でパスを妨害し山田康太が回収。奪った勢いのままゴール方向へ走る南へスルーパスが通り、最後は飛び出してきたGKを冷静に躱すループシュートを流し込み、あっという間に逆転した。

一転して優位に立った山形は、36分にも山田康太が決定機。一方、しばらく劣勢だった熊本も、前半アディショナルタイムに杉山のFKがクロスバーを叩くなど、後半に向けてまだまだ得点の匂いを窺わせる内容となった。

すると試合の折り返しに早速、1点を追う熊本がゴールチャンスを演出。右サイドの三島からグラウンダーのクロスが送られると、ニアで反応した高橋がバックヒールでGKを急襲。ここはゴールとはならなかったが、直後にその高橋が大仕事を果たす。

ダイアゴナルランで平川のスルーパスを呼び込んだ高橋がボックス左で山崎に倒されPKを獲得。これを杉山が決めて、再びホームチームが優位な立場についた。

PK献上に繋がった連携ミスなど、後半から浮き足立つ山形は57分にもバックパスを奪われピンチを招く。61分に状況を変えようと、
ディサロと加藤を下げて、岡山戦でゴールをあげたデラトーレとチアゴ・アウベスを投入する。その10分後には、國分に代わり河合も登場する。

すると72分に決定機。左サイドの川井が右足でクロスを送ると、ファーサイドに構えていた河合が滑り込みながら右足で合わせる。しかし、これが惜しくもクロスバー直撃。こぼれ球をデラトーレが拾い右足を振り抜くも、今度はGK佐藤が立ち塞がった。

後半最大のピンチを凌いだ熊本は77分に一挙3枚替えに打って出るなど、徐々に守備にシフト。対して、山形は引き分けでは敗退となってしまうため、死力を尽くして攻撃に出る。

後半のアディショナルタイムは6分。山形は最後にゴール前まで攻め込むが、ファウルで攻撃がストップし万事休す。試合は2-2でタイムアップを迎え、リーグ戦で上位の熊本が京都との入れ替え戦に臨むことになった。

ロアッソ熊本 2-2 モンテディオ山形
【熊本】
イヨハ理ヘンリー(前12)
杉山直宏(後5[PK])
【山形】
山田康太(前17)
南秀仁(前24)