ブンデスリーガ第14節、バイエルンvsブレーメンが8日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが6-1で圧勝した。

バイエルンは前節、チュポ=モティングのドッペルパックの活躍によってヘルタ・ベルリンとの3-2の競り合いをモノにして4連勝を達成。ウニオン・ベルリンを抜いて首位に浮上した。5連勝での首位堅持を狙うナーゲルスマン監督は、7位のブレーメンとのホームゲームに向けて先発1人を変更。負傷のアルフォンソ・デイビスに代えてリュカ・エルナンデスを起用した以外、同じスタメンを並べた。

リーグ屈指の名門対決は序盤から思わぬ攻め合いとなる。まずは開始6分、バイエルンが波状攻撃からマネのシュートのこぼれ球に反応したボックス右のミュージアラがシュートを匂わせてからの鮮やかな切り返しでDFとGKの逆を取り、左足のシュートをゴール左下隅に突き刺し、リーグ戦4試合連続ゴールとした。

これで一気にホームチームの流れかに思われたが、ブレーメンが素早い反発力を見せる。10分、右サイドで作ったトライアングルでの鮮やかなダイレクトでのパス交換で局面を打開したヴァイザーがそのまま内側にボールを運び、ボックス左でフリーのユングにラストパス。これをユングがゴール右下隅へ左足のシュートを流し込んだ。

自分たちのお株を奪われる見事な崩しで追いつかれたバイエルンだが、直後に勝ち越しのチャンス。ボックス内でのニャブリの仕掛けからDFピーペルのファウルを誘うと、オンフィールド・レビューの末にPKが与えられる。だが、公式戦7試合連発中のチュポ=モティングのシュートはGKパブレンカに完璧に読まれて痛恨の失敗に。

さらに、直前から筋肉系のトラブルを訴えていたマネがピッチに座り込んで自ら交代を要求。20分にサネがスクランブル投入された。

PK失敗に主力の負傷交代と難しい流れを迎えたホームチームだが、百戦錬磨の王者は全く揺らぎを見せない。まずは22分、ボックス左でゴレツカのシュートのこぼれ球に反応したニャブリが絶妙な右足のコントロールシュートをゴール右上隅の完璧なコースに突き刺す。

これで勝ち越したチームは26分、キミッヒのスルーパスに抜け出したゴレツカがボックス内でGKを右にかわして無人のゴールへ流し込む。さらに、28分にはチュポ=モティングからの絶妙なスルーパスに抜け出したサネがボックス内でGKを引き付けて左を並走するニャブリへプレゼントパス。これを古巣対戦のFWがスライディングシュートで流し込み、ドッペルパックを達成した。

わずか6分間で3ゴールを奪い、瞬く間に試合を決めたバイエルンは、以降はややペースを落としながらきっちりゲームをコントロール。前半終了間際には一瞬の緩みからバーク、ドゥクシュに続けて決定機を与えたが、ここはGKノイアーの好守などで凌ぎ切った。

余裕を持って後半に入ったナーゲルスマンのチームは序盤から主導権を握る。54分にはチュポ=モティングからの絶妙なスルーパスに抜け出したサネに決定機も、左足シュートは左ポストを叩く。

58分には負傷明けのリュカに加え、チュポ=モティングがお役御免となり、ザビッツァー、コマンが同時投入される。PK失敗のチュポ=モティングはこれで公式戦連続ゴール記録が「7」でストップした。

後半はゴールが遠いものの、危なげなく時計を進めるホームチームは、70分を過ぎて殊勲のミュージアラ、ゴレツカのゴールスコアラー2人を下げてテル、グラフェンベルフ、テルを同時投入。新加入の若手2人にプレー機会を与えつつ、試合をクローズに入る。

ホームサポーターとしてはもうひと盛り上がりがほしい後半終盤。ピッチ上のエンターテイナーがその期待に応える。82分、押し込んだ流れからボックス右でパスを受けたニャブリが細かいステップワークで切り込むと、複数のDFをかわした後にDFとGKの股間を右足アウトサイドのシュートで抜く圧巻のフィニッシュでドライアーパックを達成。

さらに、直後の84分には相手CKからのロングカウンターで中央を持ち上がったテルが複数の味方のランニングをオトリにペナルティアーク付近から強引に左足を振ると、GKの手を弾いたパワフルショットがゴールネットに突き刺さった。

その後、危なげなく試合を締めくくったバイエルンが6-1の圧勝でリーグ5連勝を達成。首位キープに成功している。