ラ・リーガ第14節、オサスナvsバルセロナが8日にエスタディオ・エル・サダールで行われ、アウェイのバルセロナが1-2で逆転勝利した。

バルセロナは前節、電撃に引退を発表したジェラール・ピケのカンプ・ノウでのラストゲームとなったアルメリア戦に2-0の快勝。リーグ4連勝を達成すると共に、レアル・マドリーの敗戦によってエル・クラシコ前以来の首位に浮上した。

5連勝で首位をキープし、中断期間に入りたいチャビのチームは、直近3勝1分けと好調を維持する5位のオサスナのホームに乗り込んだ。アルメリア戦からはピケに代えて復帰後初先発のクリステンセンを起用した以外、同じメンバーを継続した。

相手の圧力を受ける形となったバルセロナは、開始5分に窮屈なビルドアップからブスケッツのトラップミスを奪われて連続シュートを浴びる。すると、このプレーで与えた右CKの場面でルベン・ガルシアの右足アウトスウィングのクロスをダビド・ガルシアにヘディングで右隅へ決められた。ゴール前の競り合いの際にマルコス・アロンソに対するウナイ・ガルシアのファウルの可能性が確認されたものの、ゴールが支持された。

いきなり出ばなを挫かれたアウェイチームは堅守の相手に対して、早い時間帯の同点ゴールを目指して前がかる。サイドを起点に攻め手を窺う中、20分過ぎにはバルデの左足ミドル、ボックス内でレヴァンドフスキの右足シュートと続けてフィニッシュの場面を作り出す。

ここから攻勢を強めたいバルセロナだったが、思わぬアクシデントに見舞われる。31分、空中戦の競り合いの際にダビド・ガルシアに不可抗力ながらもエルボーを見舞う形となったレヴァンドフスキにこの試合2枚目のカードが出されて痛恨の退場に。

ビハインドに加えて、エースの退場という窮地に追い込まれたチャビのチームは、何とか前半の内にスコアをタイに戻そうと、デンベレやペドリの個人技で局面の打開を試みる。前半終了間際にはジョルディ・アルバの鋭いクロスをゴール前に飛び込んだフェラン・トーレスが巧みな右足ワンタッチシュートでゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドで認められず。

前半終了後には主審への執拗な抗議でベンチスタートのピケが一発退場となり、思わぬ形で現役ラストゲームを終えるアクシデントも発生。それでも、気持ちを切り替えて後半に入ったバルセロナはファーストチャンスをゴールに結びつける。

48分、左サイド深くに抜け出したアルバが高速クロスを入れると、ニアに飛び込んだフェラン・トーレスの手前でDFにブロックされたが、ボックス左でこぼれ球に反応したペドリが冷静に右足のシュートをニア下へ流し込んだ。

1-1のイーブンに戻った試合は数的不利を感じさせずにボールを握るバルセロナが、ペースを掴んでいく。だが、なかなかフィニッシュまで持ち込めずにいると、前線にキケ・ガルシアというターゲットマンを入れたオサスナに押し返される。

時間の経過と共に数的不利のダメージが響いてきたアウェイチームだが、チャビ監督は引き分け良しとせず、あくまで勝ち点3を奪いにいく采配を振るう。クリステンセンを下げてガビを、デンベレとフェラン・トーレスに代えてハフィーニャ、アンス・ファティを投入。デ・ヨングをセンターバック、最前線にファティを置く布陣にシフトした。

すると、苦しい展開が続く中で指揮官の強気な采配が完璧に嵌った。85分、最後尾のデ・ヨングがDFフアン・クルスと駆け引きして背後を狙うハフィーニャへ絶妙な浮き球のスルーパスを送ると、ゴール前に抜け出したハフィーニャがGKの前目のポジションを見極めて放ったループ気味のヘディングシュートがゴールネットを揺らした。

数的不利を撥ね返して逆転に成功したバルセロナは、ブディミルとキケ・ガルシアのツインタワーを目がけてロングボールを放り込んで来る相手に対して、ペドリを下げてトップチームデビューとなる19歳DFリアドを投入して専守防衛の構えを見せる。

そして、残り10分余りをガビやGKテア・シュテーゲンの好守で何とか凌ぎ切り、2-1の会心の逆転勝利。ビハインドに絶対的エースの退場という逆境を撥ね退けたチャビのチームは、リーグ5連勝で首位を堅持して中断期間を迎えることになった。