かつてジョゼ・モウリーニョ監督の下でアシスタントコーチを務めたジョゼ・モライス氏が、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを擁護した。

今シーズン、C・ロナウドは開幕前にチャンピオンズリーグ(CL)出場を望み移籍を希望したほか、2度にわたる試合中の無断退席を行った影響もあり、エリク・テン・ハグ監督の下で序列が低下。ここまでプレミアリーグでの先発は4試合にとどまり、好調なチームにおいてベンチが定位置となりつつある。

この扱いに不満を抱いたC・ロナウドはイギリスのテレビ『TalkTV』に出演し、爆弾発言を連発。クラブの体制を辛辣に批判しただけでなく、自身を軽視するテン・ハグ監督に対しても「リスペクトはしていない」と明確な態度を示した。

こうした振る舞いにより、ファンやOBから猛烈な批判を浴びるC・ロナウド。しかし、ポルトガル『A Bola』の取材に応じたモライス氏は、レアル・マドリー時代に指導したかつての教え子を擁護しており、逆に選手との関係修復を図ろうとしないテン・ハグ監督に苦言を呈した。

「クリスティアーノとの仕事は、コーチとして最高の瞬間の一つだった。彼は素晴らしい人物であり、計り知れない選手だ。『未確認の特性を持つ人物』と言っても良いね。それくらい、底知れぬ能力と才能を持っている。彼のような選手を指導できるのは指導者として恵まれているだろう。彼は分別があり、地に足の着いた人間だよ」

「今回のような状況に対処する方法を知っているかどうかで、特別な指導者であるかがわかる。信頼関係の確立は、個人の成長に関わる要素にもなるからね。最高の監督は、こうした状況にうまく対処できるものだ。通常、選手は指導者より若く、個人的な成長のレベルも異なる。だから、起こりうる対立を解決するには、指導者の力量が非常に重要になるんだ」

「マンチェスター・ユナイテッドの監督にはそれが期待されている。今でもサー・アレックス・ファーガソンが象徴となっていることからも、それがわかるだろう。そして、クリスティアーノがファーガソンに尊敬の念を抱いていることは、決して偶然ではない」

「彼が出て行くか行かないかは、これからの状況が大きく関係するだろう。私が言いたいのは、特別な選手には特別な監督が必要ということだ」