ブンデスリーガジャパンツアー2022と題し、浦和レッズとフランクフルトが埼玉スタジアムで親善試合を行った。

カタール・ワールドカップによる中断期間を利用して実現したスペシャルマッチ。元浦和の長谷部誠の15年ぶりの凱旋試合ということもあり、試合前からイベントが組まれるなど注目度の高い一戦となった。

その長谷部はベンチスタート。フランクフルトは鎌田大地も所属しているが、こちらは日本代表に合流しているため、同クラブではゲッツェやトラップ、ヤキッチらと共にメンバー外。スタメンには元アルゼンチン代表のアラリオや、イタリア代表のペッレグリーニらが顔を揃えた。

一方、浦和としてもこの試合は単なる親善試合ではなく、退任が決まっているリカルド・ロドリゲス監督のラストマッチという大きな意味を持つ。先発にはユンカーや江坂、シャルク、知念らが並んだ。

そんな両チームによる試合は、立ち上がりから互いにインテンシティ高く、縦に速いサッカーが展開される。その中で16分、浦和はカウンターの場面で、右サイドからカットインした松崎が前を走る馬渡に絶妙なスルーパスを通し、この試合最初のビッグチャンス。しかし、飛び出してきたGKを避けるようなシュートはクロスバーに阻まれ、惜しくもゴールとはならなかった。

それでもその3分後、同じく速攻のシーンで今度は江坂がスルーパスを送ると、受けたのはユンカー。オフサイドギリギリで飛び出し、DFにマークされながらもボックス左から左足でゴール右を射抜いた。

均衡を破った浦和はその後も攻勢を続け、27分には再び江坂とユンカーのホットラインが開通。ボックス手前で江坂からパスを受けたユンカーが左へスライドしながら左足でゴール左隅に巧みに流し込んだ。

24分にも安居のミドルシュートがゴールに迫った浦和は、攻勢を保ったまま試合を折り返すことに。ハーフタイムには互いに8人〜9人の選手を入れ替え、ピッチを刷新して後半へ向かった。

すると、その立ち上がりの47分、フランクフルトはCKの場面でアラウィがゴールを決めて反撃の狼煙。しかしその3分後、浦和もCKから途中出場のショルツがネットを揺らし、すぐに突き放した。

後半はフランクフルトも押し返すようになり、試合はイーブンな展開に。そんな中、迎えた75分についに長谷部が登場。埼玉スタジアムのサポーターからは温かい拍手で迎えられたが、いざ長谷部がボールを持つとブーイングを受ける一面も。

元日本代表の一挙手一投足に視線が集まる中、78分には浦和の松尾、83分にはフランクフルトのナチョ・フェリが互いにゴールを決めて、撃ち合いの様相に。

後半アディショナルタイムには、こぼれ球を拾った長谷部がミドルシュートを放つシーンも。GK西川に止められたが、ある意味でこの試合一番の見せ場となった。

そして、試合は4-2で浦和が勝利。フランクフルトは19日にパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦する。

浦和レッズ 4-2 フランクフルト
【浦和】
キャスパー・ユンカー(前19)
キャスパー・ユンカー(前27)
アレクサンダー・ショルツ(後5)
松尾佑介(後33)
【フランクフルト】
アナス・アラウィ(後2)
ナチョ・フェリ(後38)