カタール・ワールドカップ(W杯)に出場する各国が17日にテストマッチに臨んだ。

今大会の優勝候補に挙がるポルトガル代表はナイジェリア代表と対戦し、4-0で圧勝した。

体調不良のクリスティアーノ・ロナウドが不在も、フェルナンド・サントス監督はルベン・ディアス、ブルーノ・フェルナンデス、ベルナルド・シウバ、フェリックスら主力を起用。また、ベンフィカの新星DFアントニオ・シウバがフル代表デビューを飾った。

試合は立ち上がりからポルトガルが完全に主導権を握ると、開始9分に先制点を奪う。フェリックスからの正確なフィードに抜け出した右サイドのダロトがボックス内に侵入。ゴールライン際で相手守備を引き出して中央のスペースにマイナスのボールを入れると、B・フェルナンデスが右足ダイレクトで合わせた。

マンチェスター・ユナイテッドのホットライン開通で早々にリードを手にしたポルトガルは、以降も優勢に試合を進める。2トップと中盤の選手が流動的にポジションを入れ替えて中央で起点を作り、ダロトとヌーノ・メンデスの両サイドバックがウイングに近い役割を担う。

前半半ばから終盤にかけても相手を押し込む中、35分には相手のハンドで得たPKをキッカーのB・フェルナンデスがきっちり決め、2点リードで試合を折り返した。

積極的にメンバーを入れ替えた後半はゲームコントロール優先の戦い方にシフトしたポルトガル。徐々に相手に攻め込まれるが、逆にフェリックスとアンドレ・シウバの2トップがロングカウンターから決定機に絡む場面も増えていく。

その後、2-0のまま迎えた試合終盤には攻守に大きな見せ場が訪れる。まずは81分、DFダロトが軽率に与えたPKの場面でベテランGKルイ・パトリシオが見事な読みと反応でキッカーのデニスのシュートをストップ。すると、直後の82分にはフェリックスのショートスルーパスに反応したラファエル・ゲレイロからのプレゼントパスをゴンサロ・ラモスがきっちり流し込み、デビュー戦でのゴールを記録。

さらに、直後の84分には浮き球パスに反応したフェリックスの超絶トラップからの右足アウトサイドを使ったマイナスパスをゴンサロ・ラモスがヒールを使ってフリック。ゴール前でドフリーのジョアン・マリオが難なく流し込み、フェリックスを起点とした攻めから鮮やかな連続ゴール。

そして、難敵ナイジェリアに4-0の圧勝を収めたポルトガルが最高の形でW杯初戦に臨むことになった。

W杯出場国同士の対戦となったガーナ代表vsスイス代表は、ガーナが2-0で勝利した。

一部主力を温存したガーナに対して、ジャカやシャキリ、アカンジ、エンボロとより本気度が高いスタメンで臨んだスイス。試合はスイスがボールを握るも、ガーナがより効率的に攻める場面が目立った。

互いに決め手を欠いたまま後半半ばを迎えたが、70分にはガーナが左CKの混戦からサリスのヘディングシュートで先制に成功。さらに、74分には途中出場のスレマナが持ち味のスピードを生かしたドリブル突破でボックス内に侵入すると、GKと交錯してゴール前にこぼれたボールを同じく途中出場のセメンヨが豪快な左足ボレーで叩き込んだ。そして、サリスとセメンヨの若手2人の代表初ゴールでスイス撃破のガーナが良い形でW杯を迎えることになった。

また、モロッコ代表ではハリルホジッチ前監督退任後の9月に代表復帰したツィエクが3-0で快勝したジョージア代表戦で圧巻のゴールを記録。自陣のハーフウェイライン手前で相手の不用意な縦パスをカットすると、相手GKの前目のポジションを見極めて左足を振り抜くと、美しい軌道を描いたロングシュートがゴールネットに突き刺さった。心機一転で臨む本大会でも魔術師の本領発揮が期待される。

ポルトガル代表 4-0 ナイジェリア代表
【ポルトガル】
ブルーノ・フェルナンデス(9分)
ブルーノ・フェルナンデス(35分[PK])
ゴンサロ・ラモス(82分)
ジョアン・マリオ(84分)

ガーナ代表 2-0 スイス代表
【ガーナ】
サリス(70分)
セメンヨ(74分)

モロッコ代表 3-0 ジョージア代表
【モロッコ】
エン=ネシリ(5分)
ツィエク(29分)
ブファル(72分[PK])