コンテが自身とクラブの今後に言及 「何も提案していない。私自身はここで幸せ」
トッテナムは2023年初戦となったアストン・ビラとのホームゲームで0-2の完敗。順位を5位に落とした。また、試合後の会見では他のメガクラブに比べて手薄な選手層を嘆き、現時点でのクラブの現状を憂うイタリア人指揮官のコメントが物議を醸した。
その元日の敗戦から2日を経てクリスタル・パレス戦の前日会見に出席したコンテ監督は、ダニエル・レヴィ会長との関係を含めた自身とクラブの今後について改めて言及した。
「(レヴィ会長に今冬の補強を求めたか?)私は何も提案していない。それは間違った捉え方だ。私の英語があまり上手ではないのかもしれないし、あなた方が私の考えを理解できていないのかもしれない」
「とにかく、私は何も提案していない。この前私が言ったのは、我々がやっていること、つまりプロジェクトであり、プログラムであるということだけだ」
「クラブは状況を把握しており、繰り返すが、プロジェクトがあり、私はこれがどのプロジェクトであるかを説明した。状況は非常に明確だったと思うし、今日はその話に戻りたくない」
「今、私はトッテナムのために真剣に取り組んでいる。それから、このプロジェクトがあり、私はこのクラブと契約を結んだ。その際にプロジェクトを受け入れ、クラブと一緒に構築し、クラブを支援しようとしている」
「次に、このプロセス中に1000の問題が発生する可能性があることが分かる。その際にクラブは監督を解任するか、異なるビジョン、異なる状況が発生する可能性がある」
「私自身はここで幸せだ。いつもあなた方に幸せだと言っている。ここにいることができて嬉しいよ。トッテナムでの時間を楽しんでいるし、自分の働き方に満足している。モダンなクラブにいて、これらのプレーヤーたちと仕事をするのは良いことであり、良い関係を築いている」
ひとまず自身とクラブの良好な関係を主張したコンテ監督は、3戦ぶりの白星を目指すパレス戦に向け、最新のチームニュースを提供。FWリシャルリソンとMFロドリゴ・ベンタンクールの欠場、MFデヤン・クルゼフスキの復帰の可能性について言及した。
「ベンタンクールについて、彼は仕事を始めたが、次の試合とFA カップの試合に向けて準備ができていない。ただ、その次のプレミアリーグの試合で彼の復帰を望んでいる」
「リシャルリソンについては、引き続き状況を確認しなければならない。状況をよく理解するため、別のMRIを受けることになる。クルゼフスキについては、深刻なケガではないが、今日も明日も毎日様子を見て、最善の決断を下さなければならない」
「(ベンタンクール、ビスマをサスペンションで欠く中盤の選手起用に関して)また明日、スキップやサールの若いプレーヤーに会えるチャンスだ。明日は別の若いプレーヤーを見て、その評価を行うことになる」
また、前節で先制点に絡むミスを犯した守護神ウーゴ・ロリス、眼窩底骨折の影響もあって不振が続くFWソン・フンミンについては改めて信頼を口にすると共に、奮起を期待している。
「ソニーは確かにベストフォームを見つけようとしている。 マルセイユ戦で負傷した後、彼は少し苦戦し、ワールドカップでも得点できなかった」
「我々のようなチームは、ケガの有無にかかわらず、すべての試合で最も重要なプレーヤーがベストを尽くす必要がある。だが、60試合のシーズンを通して、すべての試合で最高の状態でプレーすることはできないことを理解している。それは普通なことだ」
「しかし、違いを生み出すことができるソニー、ケイン、ウーゴの3人のプレーヤーについて。彼らに対する我々の期待は常に非常に高いものだ。彼らのコミットメント、意志、欲求は常に同じだと思うし、彼らはチーム内での役割を理解している」