トッテナムに所属するGKウーゴ・ロリス(36)がフランス代表からの引退を発表した。

クラブレベルではニースのアカデミー出身で、ニース、リヨンでプレー。2012年8月にトッテナムへと完全移籍し、11シーズン目を迎えている。

ロリスは2008年11月にフランス代表としてデビュー。すぐに正守護神の座を奪うと、2011年9月からはキャプテンに就任。これまで145試合に出場していたが、この記録はカタールW杯でフランス代表史上最多出場記録となった。

ワールドカップ(W杯)では、2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会、2022年のカタール大会と4度出場。ロシアW杯では見事に優勝を果たすと、昨年のカタールW杯では2大会連続で決勝に導くも、惜しくも準優勝に終わっていた。

また、ユーロも2012、2016、2020と3大会出場。2016年大会では決勝までチームを導くが、ポルトガル代表の前に敗れ準優勝に終わっていた。

ロリスは、フランス『レキップ』のインタビューにてフランス代表からの引退を発表した。

「決断するのは簡単なことではなかったけど、14年間、誇りと使命感、責任感を持って、大きな喜びを感じて着ていたこのジャージを守ってきた。僕はもう終わりを迎えたと思っている」

「全てを出し切ったという思いだ。代表での活動をやめることにした」

「ユーロ予選がスタートする2カ月半前の今、監督や選手への敬意を込めて発表し、新たなスタートを切ってもらうことが重要だと思ったんだ」

代表引退を発表した理由を語ったロリス。簡単な決断ではなかったというが、考え始めたのはカタールW杯終了後だったと明かした。

「W杯が終わってから、この問題について真剣に考えてきた。でも、数カ月間、僕の心の奥底には何かがあり、それが大会を通じてより大きくなり、この選択に導くことおなった」

「この数カ月僕を本当に後押ししていたのは、W杯、そして代表での出場記録だ。そのような記録を破る機会があるということは、そのチャンスを掴まなければいけない。そして、何よりも世界王者のタイトルを守るということだ」

「チームメイト、監督、スタッフと一緒に限界に挑戦することで、最後の冒険を戦おうという考えが、僕を前進させ続けてきた。精神的にはW杯はここまで準備するのかという感じだ」




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