2点のビハインドを追いつくもミラン、格下レッチェに痛いドロー《セリエA》
前節ローマ戦では2点のリードを守り切れず痛い引き分けとなった2位ミラン(勝ち点37)は、3日前に行われたコッパ・イタリアでは10人のトリノ相手に延長戦の末、敗退。悪い流れに陥りかけている中、出場停止のトナーリを除いて現状のベストメンバーで臨んだ。
13位レッチェ(勝ち点19)に対し、ミランは開始3分に失点する。カルルの自陣での不用意なミスパスからクロスを入れられると、クリアにかかったテオ・エルナンデスに当たってそのままゴールに吸い込まれてしまった。
ここ2試合の悪い流れを断ち切れない立ち上がりとなった中、失点直後にもディ・フランチェスコに決定機を許したミランは10分、ポベガがスルーパスに抜け出してボックス内へ侵入。シュートに持ち込んだが、GKファルコーネにセーブされた。
すると23分にリードを広げられる。CKの流れからバスキロットにヘディングシュートを決められた。
まさかの展開となった中、ミランは39分にポベガ、43分にジルーがそれぞれボックス内から決定的なシュートを放つもGKファルコーネのファインセーブもあって0-2のまま前半を終えた。
迎えた後半、テオ・エルナンデスとサーレマーケルスに代えてメシアスとデストを投入したミランは58分に1点を返す。ジルーのボックス内からのシュートはGKファルコーネにセーブされるも、二次攻撃からボックス左のレオンがシュートを決めきった。
そして70分、ミランが一気に追いつく。ポベガのクロスをジルーが頭で合わせ、最後はカラブリアがヘッドで押し込んだ。
終盤にかけても攻め立てたミランだったが、逆転するには至らず。痛いドローに終わり、首位ナポリとの勝ち点差は9に広がった。