コパ・デル・レイ4回戦のビジャレアルvsレアル・マドリーが19日に行われ、2-3でマドリーが勝利した。

3回戦で4部のカセレーニョに辛勝したマドリーが、セグンダ(スペイン2部)のカルタヘナを下したビジャレアルによる一戦。

直近のスーペル・コパ決勝でバルセロナに完敗したマドリーは、その試合のスタメンからモドリッチとカルバハルをロドリゴとナチョに変更した以外は同じスタメンを採用。ベンゼマ、ヴィニシウス、ロドリゴの3トップで試合に臨んだ。

マドリーは開始早々に失点を喫する。4分、右サイドからのスローインをボックス右ライン際で受けたジェラール・モレノがバランスを崩しながらもボックス内へ繋ぐと、抜け出したキャプーがワントラップから強烈なシュートをゴールに突き刺した。

先制を許したマドリーは10分、スルーパスで左サイドを抜け出したマンディがボックス左から折り返しを供給すると、走りこんだバルベルデが決定機を迎えたが、右足から放たれたシュートは枠に上に外れた。

その後は一進一退の展開が続く中、マドリーは34分にボックス手前まで持ち上がったベンゼマのラストパスからボックス左のメンディがシュートを放ったが、これは相手GKの正面。さらに36分には、ボックス左深くまで抜け出したメンディの折り返しからロドリゴが決定機を迎えたが、シュートは相手DFのブロックに阻まれた。

ハーフタイムにかけてやや劣勢の時間が続いたマドリーは、42分にカウンターの流れから最後はジェラール・モレノのパスをゴール前で受けたチュクウェゼにネットを揺らされ、2点のビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、マドリーは56分にロドリゴとクロースを下げてアセンシオとセバージョスを投入。すると57分、セバージョスのパスをボックス手前で受けたヴィニシウスがそのままボックス内へ切り込み、冷静にゴールネットを揺らした。

さらに69分には、右CKの二次攻撃からセバージョスの左クロスをベンゼマがヘディングで合わせると、相手GKの弾いたボールをゴール前のミリトンが押し込んだ。

試合を振り出しに戻したマドリーは、86分にもヴィニシウスのパスをボックス右深くで受けたアセンシオがマイナスに折り返すと、最後はセバージョスがゴール右隅に流し込んだ。

結局、これが決勝点となり3-2で逆転勝利したマドリーがベスト8進出を決めている。