ドルトムントは21日、ドイツ代表FWユスファ・ムココ(18)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。

来夏のメガクラブ行きを封印してドルトムント残留を決断した18歳は、今回の契約延長に際して改めてクラブ愛を示している。

「僕がBVBで心地よさを感じていることは秘密ではないよ。ユースチームでプレーし、ここでプロサッカーの第一歩を踏み出した。そして今、僕はクラブと共に成長するための次のステップに進む準備ができているんだ」

「コーチングスタッフの信頼を感じているし、完璧に成長できる環境がここにはある」

「もちろん、他のクラブが関心を持ってくれて光栄だったけど、最終的には心の決断だよ。ファンはいつもサポートしてくれたし、彼らとクラブに何かを返したい」

一方、逸材の慰留に成功したスポーツディレクターのセバスティアン・ケール氏は、「ユスファは、我々が育ててきた並外れたプレーヤーであり、未だ大きな成長の可能性を秘めている。したがって、シーズン後半が始まる前にユスファを説得できたことをうれしく思う。これは我々にとって非常に重要だった」と、このタイミングでの契約更新に満足感を示した。

ドルトムントの下部組織出身のムココ。ユース時代から神童として名を馳せ、2020-21シーズンに満を持してプロデビューを果たすと、3年目の今季は公式戦22試合で6ゴール6アシストと本領を発揮。先のカタール・ワールドカップにもドイツの史上最年少選手として参加した。

その超新星に関してはバルセロナを始め、国外のメガクラブがドルトムントとの契約が終了する来夏に向けて獲得の動きを見せていたが、最終的に新たな3年契約を締結することになった。