マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、圧巻のパフォーマンスを見せたノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。

22日、シティはプレミアリーグ第21節でウォルバーハンプトンと対戦した。

EFLカップ(カラバオカップ)のサウサンプトン戦に敗れ、その後のマンチェスター・ユナイテッドとのダービーでも敗れて公式戦連敗だったシティ。延期されていたトッテナム戦ではしっかりと勝利した中で迎えた。

試合序盤こそなかなかゴールを奪えなかったが、40分にハーランドのゴールで先制。すると、後半は立ち上がりに畳み掛け、50分にハーランドがPKを決めて追加点を奪うと、54分にもハーランドが決めて3-0。そのまま勝利を収め、首位のアーセナルにプレッシャーをかけた。

シーズン4度目のハットトリックを記録したハーランド。19試合での達成はこれまでの元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏の65試合という記録を大幅に更新する偉業達成となった。

さらに、エティはど・スタジアムではすでに18ゴールを記録し、これは元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが記録したシーズン最多の16ゴールを超え、新記録となった。

圧巻のパフォーマンスを見せ続けるハーランドについてグアルディオラ監督が称賛。ハーランドの姿勢とパフォーマンスを称えながら、もっと改善できるとした。

「信じられない数字だ。彼は、職業、仕事、情熱、愛のために24時間生きている」

「調子が良い時も悪い時も、彼はあまりストレスを感じていない。安定している。そして、打ち勝つことを意識している。本当に良い」

「彼はボックスの10m後ろでボールを奪う選手ではない、それは彼の能力ではない。彼は、周りの素晴らしい選手たちから可能な限り多くのボールを受けなければいけない」

「最初のゴールは彼がそこにいたからだ、ケビン(・デ・ブンライネ)からの配球は素晴らしかった。いつも私は信じている。我々はお互いを理解していることを」

「聞いてほしい。リバプールとの(コミュニティシールドでの)対戦で敗れた週、ウェストハム戦の10日前の議論は、彼がプレミアリーグに適応できないというものだった」

「彼がプレーして得点をした時、何点かはわからないが、彼はチームの解決策であり、全てであり、得点を決めない時はチームの問題になる。こういうものを見ると、すごい見方だなと思う」

「我々は彼のクオリティを知っている。お互いを理解している。彼は落ちてきてプレーする選手ではない。我々は偽9番でプレーさせない。彼に幾つかの動きを適応させる必要はある。それでも上手くやっている」

「何年かチャンピオンだったとき、勝ち点100を除いて、数字はとても似ている。だから、我々はその位置にいる。改善して、改善して、改善する。それが我々がやらなければいけないことだ」