ミランに4発快勝で3位浮上のラツィオ、サッリ監督が考える勝因は「選手のグループに対する意欲」
24日、セリエA第19節でラツィオはホームにミランを迎えた。
2位につけるミランと、勝利すれば勝ち点差1の3位に浮上できるラツィオの一戦。試合は開始4分でセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチが先制ゴールを決めると、38分にはマッティア・ザッカーニが追加点を奪う。
優位に試合を進めるラツィオは、後半にもルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンが加点。終わってみれば4-0で圧勝し、ミランに肉薄した。
リーグ戦連勝で3位に浮上したラツィオ。サッリ監督は選手のメンタリティが素晴らしいものだったとしながらも、まだまだ改善点はあるとした。
「今夜の勝利は、選手一人ひとりのグループに対する意欲が、個人の成長にも繋がった結果だと思う。あと5日で難しい試合(フィオレンティーナ戦)を迎えるので、今はバランスを保つ必要がある」
「継続性を見つけるために、今夜出たアドレナリンを次の課題に向けて出し続けなければいけない。強いチームになりたいのであれば、昨シーズンと比べて改善されていたとしても、バランスの面ではまだ何かを磨かなければいけない」
「前半はトレーニングで試した後方からのビルドアップを全て再現でき、本当に喜ばしいことだ。ファンには今日も、レッジョ・エミリアでも、ホームでプレーさせてくれて、勝ち点3を獲得させてくれたことに感謝する」
「この20日間で、私はグループのために個人が働けるようになったことを実感している。グループのためになるということは、個人レベルでも報われているということであり、この状況は継続してもらいたい」
「私の意見では、グループを形成するには、イタリア人のハードコアが必要であり、新たに入ってきた選手が我々のスタイルに慣れ、理解できるようにすることが重要だと思う。例えば、ユベントスはその恩恵を受けることが多かった」