ニューカッスルが、エバートンのU-21イングランド代表MFアンソニー・ゴードン(21)の獲得を決定的なモノとしたようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

現在、プレミアリーグ3位に位置するニューカッスルは、最大の目標とするトップ4フィニッシュに向けて手薄な前線の補強に着手。そして、前線の複数ポジションをこなせるユーティリティー性、21歳という伸びしろ十分の将来性を高く評価し、昨夏の段階からリストアップしていたトフィーズ生え抜きのアタッカーの獲得にこぎ着けたようだ。

報道によると、ニューカッスルとエバートンは移籍金4000万ポンド(約64億3000万円)+アドオン500万ポンド(約8億円)の条件でクラブ間合意。さらに、今冬のエバートン退団を希望し、今週に入って3日間トレーニングを欠席していたゴードンとは長期契約で合意に至ったという。

同選手は一両日中にもメディカルチェックを受診し、少なくとも今週末にマグパイズの正式な一員となる見込みだ。

地元リバプール出身のゴードンは16歳でエバートンのトップチームデビューを果たした早熟のアタッカー。2列目を主戦場に相手の逆を突く巧みなドリブル、視野の広さと正確なキックを生かしたラストパスで異彩を放ち、昨季のプレミアリーグでは35試合4ゴール2アシストと主力の活躍を果たした。

今シーズンは背番号10を託され、主戦場の左右のウイングに加え、チーム事情でセンタフォワードも務め上げ、チームが降格圏の19位に低迷する中でリーグ戦16試合3ゴールの数字を残していた。