チェルシーが19歳の逸材右SBマロ・グスト獲得を発表! 今季はリヨンに残留
同選手は2016年からリヨンのアカデミーで育ち、2021年1月にトップチームデビュー。過去にはパリ・サンジェルマンやマンチェスターの両雄、バルセロナ、トッテナムが関心を示したと言われる逸材だ。
キャリア初期は攻撃的MFやセントラルMFでプレーしていたが、数年前に右サイドバックへコンバートされ、ピーター・ボス前監督の下ではキャプテンのDFレオ・デュボワとのポジション争いを制し、公式戦37試合5アシストの数字を残した。
179cmとサイズは平均的もフィジカル能力が高く、攻守両面で簡単に当たり負けしない対人能力に加え、中盤出身の選手らしい視野の広さ、パス精度を生かした組み立ての能力。アタッキングサードでの果敢な仕掛けや高精度のクロスと、19歳ながら総合力の高さが光る。ポジショニングや守備時の判断に磨きをかければ、レ・ブルー入りも十二分に可能なポテンシャルの持ち主だ。
リヨン側の発表によると、移籍金は3000万ユーロの固定額に500万ユーロのボーナス付き。リーグ戦で現在9位と苦戦するリヨンは当初、シーズン途中での戦力ダウンを嫌い、チェルシーのオファーを断っていたが、上述のように今季中はチームにとどめることを条件にクラブ間合意に達した。
そして、チェルシーにとっては今冬7人目の補強に。これまでは前線の補強がメインだったが、今回はリース・ジェームズのバックアッパーとして期待できる人材の確保に成功した。