ラ・リーガ第19節、レアル・マドリーvsレアル・ソシエダが29日に行われ、0-0で引き分けた。

2位レアル・マドリー(勝ち点41)と、3位レアル・ソシエダ(勝ち点38)による上位対決。マドリーは前節アスレティック・ビルバオ戦を快勝。そして3日前のコパ準々決勝アトレティコ・マドリーとのダービーでは3-1の勝利とし公式戦3連勝を飾った。そのアトレティコ戦のスタメンから2選手を変更。モドリッチと負傷したメンディに代えてロドリゴとセバージョスを起用した。

一方、前節ラージョに勝利してリーグ戦5連勝としたソシエダは、4日前に行われたコパのバルセロナ戦で先発した久保が引き続きスタメンとなった。

シルバを引き続き負傷で欠くソシエダは、久保を[4-3-1-2]のトップ下で起用。そのソシエダに対し、立ち上がりからボールを握ったマドリーは14分に先制のチャンス。ボックス左で仕掛けたヴィニシウスが一瞬でDFを外してシュートもわずかに枠の右へ外れた。

その後はソシエダがポゼッションを回復し、互角の攻防で推移。そんな中32分、マドリーはクロースがコントロールシュートでオンターゲットを記録した。

ここはGKレミロにセーブされたが、ハーフタイムにかけてはマドリーが押し込んでいく。35分にはベンゼマがGK強襲のシュートを浴びせれば、45分にもCKの流れからセバージョスが際どいコントロールシュートを放ったが、ゴールレスで前半を終えた。

迎えた後半もマドリーが引き続き押し込む流れが続くと、ロドリゴ、バルベルデが際どいミドルシュートを浴びせていった。

そんな中、劣勢のソシエダは久保が好機を演出していく。まずは61分、ボックス右でパスを受けた久保が狙いすましたシュート。だが、GKクルトワにセーブされた。さらに68分にも久保にチャンス。ボックス中央でパスを引き出すとDF2人の間を縫ってGKと一対一に。しかしクルトワの飛び出しに阻まれシュートは打てなかった。

続く70分には久保が右サイドを突破。丁寧にクロスを送り、ロベルト・ナバーロがシュートを放ったが、GKクルトワの正面だった。

立て続けにピンチとなったマドリーは71分に決定機。ボックス左に抜け出したヴィニシウスがGKと一対一に。だが、チップキックシュートはGKレミロのビッグセーブに阻止される。

終盤にかけては互いに決め手を欠いてゴールレス決着。両守護神躍動の上位対決は勝ち点1を分け合う結果となった。